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ラスベガス&アメリカ国立公園旅行記
【8ちゃいじゃないけど、8ちゃけまつり♪】

(2012年8月11日〜2012年8月19日)

★ 5日目 


食い物の恨みとは恐ろしいものだ。昨夜のカップヌルイドル事件はやっぱお湯を提供した宿のせいで落ち着き、しかしこの理不尽な気持ちをどう表現すべきか僕は考えた。

そうだ、宿の朝食を食いまくって困らせてやろう。普段はコーヒーとヨーグルトしか食わない野郎が根性を見せ、コーヒーとアップルジュースとヨーグルト2個とベーグルも食ってやりました。宿にニッポン人の食いっぷりを見せつけてやりました。
そんな横で嫁は男二人旅に奇異な目を向ける。まっすぐな目を止めなさい。
 
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この時期のブライスキャニオンの日の出は6時過ぎ。朝食は7時から。必然的に朝食を優先した結果ブライスキャニオンには8時過ぎに到着してしまいました。いあや〜朝日を浴びたブライスキャニオンは感動です。陽の当たるところのそうじゃないところのコントラストというか、飛び出す絵本的というか朝日に浮かぶブライスキャニオンは嗚呼圧巻です。

 
ブライスキャニオン
ブライスキャニオン
ブライスキャニオン

ついで前日に強雨で挫折したナバホ・ループ・トレイルを歩きだしてみた。まずは急坂をつづら折りに下っていくとウォール街という回廊が。わー中国人と韓国人のツアー客がいっぱーい。

つい眉間にしわが寄ってしまった。そしてその狭い場所におっきなモミの木。わーいわーいやっぱり中国人と韓国人がいっぱーい。

その先のトレイルはなぜか中国人はぴたっと消えた。たぶん時間の関係でモミの木までのピストントレッキングだったらしい。
その後はフードゥーを近場から、あるいは下から眺めるのもなかなか楽しく、最後の見どころ雷神のハンマーもアメリカ人大好き比喩の3姉妹も見ごたえは十分でした。それにしても最後まで韓国人はいっぱーい、モデル顔負けのポージング大会いっぱーいの巻でした。

 
ブライスキャニオン
ブライスキャニオン

アーチーズでは見なかったツアー客がここブライスキャニオンにはわんさかおりました。前日も本日も。たぶん他の観光地と組み合わせやすい場所にあるんでしょうな。朝一からわんさかおりますので静かに観光したい人は不人気の展望台か時間に余裕を持った方がよろしいですね。よっお節介。
 
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ブライスキャニオンのあとは89号を南下して、ペイジに行くときに通った道を逆行しながらラスベガスへ。

しかしなんだな。朝早かったせいもあって道路上で第1トナカイを発見。4本の足がピーンと死後硬直しておりました。嗚呼南無阿弥陀仏。その後プレーリードック風やら野ウサギ風に念仏を唱えながら通過していると第2トナカイも発見。こっちはぐったり臥せっておりました。嗚呼南無阿弥陀仏。時速100q近くで夜間走ってたらそりゃひかれますな。

 
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そして3時間強でセントジョージに舞い戻ってきました。セントジョージよ、忘れ物を取りに来たぜ。
忘れもの、それはIN-N-OUT BURGER のオニオンに違いない。今回は確実に

「うぃず あーーーーにおん」

を3度も連呼してインアウトバーガーの我が家の完成形を確立したのだ。カメハメハー!ならぬパオチミレトソパー!(パン、オニオン、チーズ、ミート、レタス、トマト、ソース、パン層の略)。

 
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その後15号を南下していると、1時間時差があったユタ州に別れを告げアリゾナ州にウエルカムバーック。

セントジョージからは嫁にハンドルを委ねているので写真をバシバシ撮っていたら、お探ししていたアメリカンバイクさん登場。グランドサークル内には多かったけど、町が近付くと見掛けなくなったのでもう会えないかもしれないと心配しておりました。
嫁よ、抜け、抜け、ゆっくり抜くんだ。アメバイさん、アメリカでもいろんな場所で写真撮られまくりの人気者なんですね。

 


 
そんな感じで走っていたら道が混んできた。はい、ラスベガスなんですね。陽も高かったのでホテルに入る前に嫁の希望のプレミアムアウトレットノースに立ち寄ってからホテルにチェックインです。お世話になるラスベガスのホテルはハラス(ハラーズ?)。今回はここが立地的に一番リーズナブルだった。
カジノで金を落としてほしい(客室でのんびりしてほしくない)ラスベガスのホテルだけに客室は味気ない。ひとつのベッドに枕が3つ、不衛生な抱き枕がひとつ。しかし僕は気付いた。この不衛生な抱き枕、抱き締めれば不衛生だけど、足を乗っけて寝たら超快適でした。

 
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で、部屋で落ち着いたら寝ちゃいそうなのですぐにホテル周辺をぶらぶらしながら目の前のフォーラムショップスでお買い物少々。

本日の戦利品はこちら。プレミアムアウトレットノースでトミーヒルフィガーとアバクロのずた袋、リップカールのラッシュガード、フォーラムショップスではアバクロのポロシャツでした。
チビな嫁とピチピチサイズが好きな僕には、アメリカは結構売れ残りのセール品が待っている場所なんです。
 
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夕飯はニューヨーク・ニューヨークで食べたいものがあった。クルマを転がして行ってみたらお目当てのものが残念売り切れ状態。ラスベガスに来て、ラスベガスタイムに馴染んで、時間を忘れたせいか、いつもの夕食タイムより2時間も遅かったのがいけなかった。

しかしもう空腹は限界だったのでお隣りのエクスカリバーのフードコートでサンドウィッチをいただいた。クイズノスサブのツナメルト。4年前はあれだけ感動したのにあの感動はもうない。肉を好まない嫁に付き合いツナばかり食っていたら、いつかツナ嫌いになりそうな予感が。

 
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食後は近くのホテルの夜景をバシバシして、帰りに明日の朝食とお土産を物色しにウォルマートに寄ろうとハイタッチを繰り返し、夫婦はそこまでは仲睦まじい関係だった。

しかしこの夜事件は起きた。大したことはない。僕がキレただけだ。疲労から来る大人のデリケートな部分がキレたとかそんな下ネタじゃなくて、嫁の不甲斐なさを一方的に責め立てキレたのだ。

 
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詳細は犬も食わないので言わないが、嫁が用意した地図があまりにも大雑把で、しかも本人がまったく地図が読めん。必死に地図を読んでナビするけどそりゃあさっての方向に進むだけ。嫁は運転する旦那にクルマを止めて一緒に地図を見てくれと懇願するが、旦那はどんな道でも高速スピードのアメリカで気軽にクルマを止めることもできず、信号で止まることもなく、しかもクルマを止めて不審な人物の登場を待つこともできん。確かに不審な人物が過去に登場したことがあった。

街の喧騒とは裏腹に旦那のキレた静かな空気感漂う車内のままなんとかホテルに戻ったのは賢明の選択だったはず。あっ詳細を言ってもうた。
 
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本日のレンタカーの走行距離305マイル(488q)。

明日以降、クルマで買い物に行きたかったら寝ずに道順を確認しろ、と言い残し不貞寝をしたのは大人げない僕であろう。しかし先に寝たのは図太い嫁であった。


 
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