ダナン・ホイアン旅行記 '19-'20(4日目)
(2019年12月28日~2020年1月5日)



2019年12月31日(火)

ホイアンでは前回と同じホテルに宿泊している。しかし今回は朝食抜きなのであーる。ここのホテルの朝食は1食500円くらいで、内容はメイン(カオラウ、ミークワン、トースト他から選択)にドリンク、フルーツ、パンケーキが付いてくるから割高感は全然ない。コーヒー代を考えたら安いかもしれん。ただ食べ歩き好きには1食1食が勝負なんですよ。

そんなわけで朝っぱらからチャリを転がしてカオラウの有名店Cao Lau Thanhさんに行こうと思った。嫁の大好物でリクエストもいただいていた。なのに店前をスルーですよ。

そして辿り着いたのがマダムカーンさんですよ。なんでやねん!
 
 
マダムカーンさんでバインミーを買った帰り道、気になっていたバインミー屋さんに寄ってみた。
Banh Mi Tam Hoaさんです。英語メニューはない。得てしてこういう場合、お店の人がおススメかベーシックなものを勝手に作ってくれるんだけど、それを制して指差しです。意思疎通ができていれば玉子のバインミーなり。

具材は玉子焼き、ネギ、キュウリ、ナマス、香草などなど。玉子はその場で焼いてくれてふわふわでボリュームがある。いろんなタレをぶっかけて完成です。
 
 
お金を渡して、お釣りをもらって、嗚呼やっちまったなって感じ。注文する前に値段を聞かなかったこっちが悪い。でも玉子のバインミーで25,000ドンはねえだろ。フーンとかカーンとか外国人がひしめく店と違ってローカルで賑わうBanh Mi Tam Hoaさんで25,000ドンって高い。ってか高すぎだろ。

そんなバインミーがたとえ美味くても美味いなんて言えるわけがない。こういうとウマい店のようだけど冷静に言ってBanh Mi Tam Hoaさんは普通でした。
 
 
しかしその怒りもココナッツコーヒーでとろけていきますよ。マダムカーンとBanh Mi Tam Hoaのバインミーを持ち込んでDaking Caféさんに陣取っております。

一応Daking Caféさんにフード系メニューはないことは確認済み。あらためて2つのバインミーを比べてみるとトマトが入って5,000ドン安いマダムカーンさん圧倒的勝利でしょ。ちなみに今回のDaking Caféさんでの注文はココナッツコーヒーとミルクコーヒーでした。


食後も30分ほど雨宿りしてDaking Caféさんから帰る。
本日は一日こんな天気。時々晴れて時々土砂降り。朝食後はホテルで英気を養いました。昼ごはんは自転車でクアダイビーチまで行かなければならん。





11時過ぎ、自転車を漕ぎ始める。気にならない程度に雨が降る。大粒。空は晴れてなくもない。

ダナンのお昼ごはんはここリピートです。A Roi Seafood Restaurantさんです。思いっきりシーフードが食べたいわけじゃないんですが、ここのハマグリのレモングラス蒸しを再食したかった。抽象的な言い方ですが、味付けがちょうどいい。
 

しかし相変わらずメニューが難しい。英語メニューとベトナム語メニューでは品数も違うし値段も不明瞭でドキドキする。おまけに旦那は具合が悪くて必要以上に発汗している。おまけに店に着くや否や大雨に見舞われている。

そんなわけで注文は控え目にハマグリのレモングラス蒸し(10.5万ドン)、シーフードチャーハン(9万ドン)です。少量かもしれないけど、足りなかったらそこらでバインミーを食え、それが我が家のスタンスなのです。
 

お目当てのハマグリのレモングラス蒸しは鉄板だな。ハマグリの身がぷっくりしていて食感も弾力があって笑っちまうな。

しかしやっぱり主役はたっぷりのスープですよ。ハマグリの旨味にレモングラス、ショウガ、唐辛子が効いていてクセになるやつ。スッキリ研ぎ澄まされている感じでウマウマですよ。ちなみにハマグリの英語名clamって「むっつり」という意味もあるらしい。ハマグリに親近感湧きまくりです。

そしてシーフードチャーハンも言わずもがな。イカとエビと野菜がたっぷり入っているんだけど、小さくカットしているので見た目はパッとしない。でも食感は豊かで、塩分を少し強めに効かせてあって南国ウマウマなのですよ。



食後、雲の流れを見ること数十分。雨が止むまでしばし待つ。店員さんも何も言わず、恨めしそうに空を見る。結局、店に入ってから1時間以上しっかりした雨は降り続く。
  
 
雨が止んだあとのクアダイビーチはこんな感じ。


  
 
ビーチを映さないとリゾート感が溢れるんだけどね。




帰り道、まずはホイアン市場でカットマンゴー確保です。

そしてDaking Caféへ。3回目。もう2回目から顔見知り状態だから3回目も店員さんの笑顔でお迎えですよ。しかしその笑顔が注文後にやや曇る。注文は一杯のココナッツコーヒーのみだから。一応説明はしたけど腑に落ちなかったみたい。
  

ココナッツコーヒーもフレッシュな状態が一番おいしいから、同時に二杯頼むより時間差で一杯ずつ注文したかったのだ。二杯目を注文したときに店員さんも腑に落ちたらしい。

あのニッポン人は変態か?変態だな。



その後、何もしていない。ベッドから見上げた窓越しの写真なんか撮っていた。一生懸命ヒマしてたんだな。
 



夕方になり、夜ごはんに悩む。考えることは食べることばかり。お腹は空いていない。しかし考えていることは何を食べようか、それしかない。老後が心配だ。一日七食くらい食ってそうだ。

海鮮のカオラウを提案してみた。却下。あんかけフォーを提案してみた。却下。

もしや夜道を自転車で攻めるというのか?
 

ウマいものはまた食べたい。もっとウマいものも食べたい。でももっとウマくないものを食べるのは御免被りたい。夜道を自転車で攻めるというリスクを背負って再々訪してしまいました。Baby Mustard(ベイビーマスタード)さんです。

注文はナスのクレイポット(4万ドン)、タマリンドソースの豆腐炒め(7万ドン)、空心菜炒め(3万ドン)。

白米をガッツリ食べたかったので3品注文です。Baby Mustardさんはチャークエ野菜村で自然栽培された野菜やハーブなど新鮮なオーガニック食材をふんだんに使った料理を出す店で、立地もそのチャークエ野菜村内にある。照明は暗めで落ち着ける雰囲気(←画像が暗い言い訳)でテーブルの足元には親切に各2個の蚊取り線香セットされてますよ。
 

おいしさを表現しようなんて思わない。3回目の来店で、ナスのクレイポット3回目、タマリンドソースの豆腐炒め2回目、空心菜は鉄板料理でしょ。

ただやっぱり少し言わせておくれ。もうね野菜が瑞々しくて、味が濃くて、間違っている表現でも言いたい。野菜がジューシーです。最高。





ベイビーマスタードさんからの帰り際、強めの雨がぼつぼつと叩き始める。数百メートル進み、傘を差す。雨が本格的に道を濡らす。スピードを上げたクルマが雨を跳ね上げていく。前を走る嫁の声は雨でかき消される。雷雨か。

街灯はない。一度自転車を止めて互いの安全確認をする。雨宿りができる場所を探しても周囲には何もない。大木さえない。自転車を走らせた。雨粒は風のいたずらであらぬ方向から飛んでくる。

数百メートル先に灯りを見つけ、やっと田圃のエリアが終わったことに安堵する。雨もそうだが暗さがより不安を煽る。知っている、あそこには数軒の店があったはずだ。無我夢中で自転車を走らせた。

前を行く嫁の自転車が迷いなく鋭角に店内に入っていく。軒先で自転車を止めるのかと思ったら自転車で店内に突っ込んでいく。ビアホイのテーブル横に自転車は止められた。
 





本日は大みそかだった。ホテルの人が、新年を迎えるころアンホイで花火が打ち上げられるから行ったらどうだと提案する。

ネットで検索してみると3発の花火が打ち上げられるらしい。3,000発じゃねえのか?

ベトナムと日本では花火も通貨も桁違いだな。


ハンガーに掛けられた濡れそぼったものに囲まれて9時前に眠る。
 



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