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『袋分け』の節約
 
 

 

■袋分けの意味■
 
マネー雑誌や節約サイトでよく紹介されているこの『袋分け』。あらためて説明すると、
  1. 予算と残高がしっかり把握できる
     
  2. 使えるお金を制限することによる無駄遣いを防止
     
  3. もう少し飛躍的に考えると、目標額を明確にすることによる自分へのプレッシャーと達成感
ただせっかく袋分けをしても、思った以上に節約ができていない人はもう一度確認してみましょう。ポイントは二つです。
  1. 袋分けしている金額は適当か?
     
  2. 一ヶ月単位で損得を考えていないか?
まず、袋分けをしている金額設定について考えてみましょう。最初は概算でも他の人の金額を参考にしてもいいでしょう。大切なことは家計には個人差がありますから、自分に適当な金額を早く見つけることです。

具体的に言えば、自分の過去の実績が最も適当です。これはあとで詳しく書きますが、前月比よりも過去一年間の平均金額にしましょう。その平均額にその月の特殊事情はあえて加味せず目標額とします。

『今月は友人の結婚式があるから』、『来月は旅行するから』などと予算を増額すること、これは甘えです。大切なことは例外を作らないことですね。
 
次に予算の会計期間を考えましょう。問題なのは、予算が余った不足したと月単位で一喜一憂することなんです。たとえば、前月特売で買いだめをした場合、予算は不足します。逆にその買いだめのおかげで今月は予算が余ります。

前月は買いだめをしたから赤字は仕方ないと言い訳をしっかり用意する一方で、今月はそんなことを忘れて余ったお金を喜んで使ってしまう

悪循環です。会計期間は1年間にしましょう。今月余った金額は翌月に繰り越し、不足した金額もそのまま翌月に繰り越す。一年間を通して予算を組み、旅行費用や慶弔費も臨時出費としないで家計から捻出することが大切です。例外を作ることは『節約』の敵ですね。
 
では、例外を出さないルールを作りましょう。
  1. 予備費を作る
     
  2. 臨時出費の上限額を設定する
予備費は家計費の一割程度が適当です。ただ誤解してはならないのは、予備費は『残って当然』の貯蓄予備軍のお金だということです。予備費を目当てにするような袋分けでは意味がなくなります。

次に臨時出費の上限額の設定です。いくら臨時出費も家計から捻出するように努力しても、止むを得ないこともあります。たとえば、10万円もする家電の買い替えや遠方の近親者の慶弔などです。

例外は許さないと言いましたが、一回で5万円を超えるような臨時出費を家計から捻出することは無理です。貯蓄を取り崩すしかありません。もし、一回で5万円を超えるような臨時出費もカバーできるようなら、逆にその袋分けの金額設定に問題がないでしょうか。
 
ただ『袋分け』を始めても最初は面倒だったり、曖昧になってしまうかもしれませんね。



 

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