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ケニア旅行記

(2007年7月27日〜2007年8月5日)

 

 

★ 1日目・2日目 ★

念願のケニア旅行に行ってきました。
計画から8ヵ月、長かったような気もしますが、その分この8ヵ月間で多くのケニアのことを知り、待った分だけ期待は広がり、ケニアを夢見て仕事も頑張れたし、そして何より無事スタートラインに着けたことで僕は満足して泣きそうになった。出発前から泣いてどうするんだ?
 
仕事を定時に終えて、羽田空港へ向かう。ケニアまではエミレーツ航空を利用するので、エミレーツ航空の発着地関西空港へ向かうのだ。航空券は羽田で通しで発券されるので関空発便もドバイ発便も羽田で一緒にチェックイン、座席が確定され一安心だ。

預け荷物は羽田で預ければナイロビまでスルーで行ってくれるが、ナイロビで荷物が出てこないこともよくあるらしいので僕の小型のスーツケースに1、2日分の荷物と必需品を入れ機内持ち込みにし、嫁の大型スーツケースに残りの荷物を入れ預け荷物にした。

関空発ドバイ行きのエミレーツ航空にあわせて羽田からJALとエミレーツ航空がコードシェアしている国内線に乗る。関空に到着すると、荷物はスルーだが、人間は乗り継ぎ便扱いではなく一回国内線を出て、国際線入口から出国審査を受ける。夜の関空は寂しい。店もあんまりやってない。

定刻、エミレーツ航空はドバイへと出発する。初めて乗ったけどエミレーツ航空、快適!!離陸時のストレスも少ないし、なんと言ってもパーソナルモニターの映画がオンデマンドなのが最高!!いつでも初めから映画が見れるのもいいし、食事中や就寝中に一時停止ができるなんてかなりうれしい。でも、シートが少し高すぎて足がしっかり着かないのと、腿の裏が圧迫されるのが疲れる。僕の足の長さが短いというのか!!
 
JAL機内 もうすぐドバイ ドバイ国際空港
関空までの機内
もうすぐドバイです
ドバイ国際空港
 
午前5時前、ドバイ国際空港に到着した。時差の関係もあるけど無事2日目スタート!
ドバイ国際空港は真夜中でも眠気がぶっ飛ぶくらいの華やかさで、テレビや雑誌で有名な風景にただ呆然としてしまった。ただ狭い。本当に狭い。僕の浅はかな勘を言えば、ドバイの町自体がフリーポートでショッピングセンターが多いから、空港の免税店がこんなに縮小されてるんじゃないでしょうか。あくまでも思い込みです。

ここドバイ国際空港の2階のレストランでは、エミレーツ航空利用で4時間以上のトランジット客に対してリフレッシュメントなるものを無料提供しているのでそれをいただく。出されたリフレッシュメントなるものは、乾ききったサンドイッチとコーヒーだった。同じフロアのマクドナルドでマックアラビアータを食えばよかった。

10時前、トランジットエリアで寝てる人の多さに驚きながらナイロビ行きのエミレーツ航空に乗り込んだ。今度のシートは低くて足が着いて快適だぞ、と腰をシートに沈めた瞬間異変に気が付いた。暑い、機内が暑すぎるのだ!!外気は40度以上なのに機内は生ぬるい風が送風口から吹き出るばかりだ。じっとり汗をかく。定刻になっても離陸する様子もない。機内アナウンスもない。
そして20分後の機内に流れたのは冷風ではなく電気系統のトラブルをお知らせするアナウンスだった。暑い、乗客みんながパタパタしている。正確に言えば、安全のしおりとか機内誌でパタパタしている。僕も負けじと安全のしおりでパタパタしている。フライトアテンダントさんは、乗客のご機嫌伺いに生ぬるい水を提供し始めた。乗客たちは生ぬるい水を一回は口に含むがやっぱり生ぬるいので速攻アテンダントさんにつき返す。次にアテンダントさんが氷入りのジュースを配り始める。みんなが奪い合うように飲み漁り、氷を歯でガリガリさせる。今度はおしぼりを氷で冷やしたものを配り始めた。自家製冷たいおしぼりだ。みんな手なんか拭かず、顔や首を拭いたり、おでこに置いて冷えピタ状態にする。僕も負けじとおしぼりを首に巻いてスカーフのようにした。でも乗客がどんなに頑張っても、機内の温度は上がるばかりだった。乗客を機内から一時出してどこかで待機させるとか、別の飛行機を用意するとかそんな工夫は一切なく、なんやかんやで2時間後、機長の電気系統のトラブルが解決した旨の機内アナウンスが流れると、乗客たちはみなスタンディングオベイションでその功績を称えたのは不思議な光景だった。
  
エミレーツ機内 エミレーツ機内
(上写真)真摯に水分補給する乗客たち
 
(右写真)子供は気にせず脱いじゃいました
  
 
しかし、事件はまだ終わらなかった。

定刻から2時間遅れでケニアに向け飛び立ったエミレーツ機は順調なフライトだった。そう、機内食の時間までは!
飛び立ってから1時間後フライトアテンダントは機内食を配り始めた。ここで大きな問題が生じたのだ。当初のフライトは10時出発、約1時間後(午前11時)の機内食の時間を考えてこの機には軽めのオムレツと少し重めの牛肉料理が用意されていた。つまり、乗客が『オムレツ』『ビーフ』『ビーフ』『オムレツ』『オムレツ』『ビーフ』と自分の腹具合で料理を選べるように設定されていたのだ。しかし、ここで誤算が生じた。実際の食事の時間は午後1時、乗客はみな腹ペコだったのだ。結果的に乗客はみな『ビーフ』『ビーフ』『ビーフ』『ビーフ』『ビーフ』とビーフを注文したせいで後ろの乗客は腹ペコなのにオムレツを食べさせられる破目になったのだ。

そして、まだまだ事件は続いた。

食事中の飲み物がアルコール類と少しの炭酸系飲料しか残されていなかったのだ。
離陸前に提供しすぎたのか・・・。

そんな感じで、16時半無事ナイロビに着いた。
日本でビザを取得していたので、イミグレーションもスムーズ。そして、何より、当たり前だが荷物が無事ターンテーブルを回ってきたときには少し感動をしてしまった。そして、到着ロビーに行くとすぐにお迎えに気づく。旅行会社のスタッフが漢字のプラカードを持って待っていたのだ。漢字のプラカードって目立つし読みやすいし、日本人には最適。ナイロビは治安が悪いらしく3人のスタッフが2人の僕たちを囲うように誘導していく。車に着くと、そこではじめて自己紹介とか日程の確認が行われた。残念ながら本日予定していたジラフセンターは中止。その時点で17時だったから仕方ないし、家を出てから28時間経っていたので、早くホテルに入りたい、これ僕の本音。

ホテルに向かう途中、車の窓を開けてナイロビの涼しい風に当たる。本当に軽井沢のような気候だ。見上げればアフリカハゲコウがバッサバッサと翼を広げて市街地を飛んでいる。ガイドさんに明日からのサファリのために水やお菓子を買いたいのでホテル斜め前のウチュミというスーパーマーケットに単独で行けるか尋ねると、単独は危険なのでホテルに向かう途中同伴でスーパーマーケットに寄ってくれるとのこと。立ち寄ったスーパーマーケットはナクマット。僕たちは一人のスタッフに付き添われ荷物の持ち方や歩く隊列を指示されながら買い物をする。残りの二人は車で荷物番。本当に危険な所らしい。

ナイロビのホテルはニュースタンレーホテル。なかなか厳重なホテルだ。夕食はホテルのレストランでビュッフェ形式。はじめてのケニアでの食事の感想は、肉料理多し、野菜うまし。これなら困らないでサファリができると一安心。初日から生野菜を食べる。お腹の調子はまったく問題ない。フルーツもうまい。
 
 
【本日出会えた動物】アフリカハゲコウ
  



 

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