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マレーシア・レダン島の旅行記(潜)
【腹くくって食いまくって“らしく”あれ!マレー!】

(2013年8月9日~2013年8月17日)

★ 3日目 




 

いちおう3日目。雨。今日はマレーシアからシンガポールへの国境越え。当初はラーキンかコタラヤのバスステーションから行こうかと思っていたら、ホテルがシティスクエアの目の前だったので歩きとバスで国境越えすることにしました。
 
シンガポール旅行記
 
簡単に言うと、シティスクエアから隣接するCIQ(マレーシアのイミグレーション)までビル内を歩いてマレーシア出国。出国後はバスに乗ってコーズウェイを渡り、シンガポール入国審査のため一旦降ろされるも、入国審査後に再度バスに乗ってシンガポールに渡るもの。一番安い国境越え方法らしい。

ただ少々誤算。雨の中、勢い勇んでホテルから道路を挟んだシティスクエアに突入したら、シティスクエアは開店時間が10時。ちょっぴり足止め。朝から挫折。外は雨、CIQまで雨に打たれるわけもなく、ジョホールバルの奇跡は我が家には起きなかったわけです。
 
シンガポール旅行記
 
で、国境越えは簡単に済み、無事シンガポールのクイーンズストリート(ブギス)に着いたわけです。嬉しいかな悲しいかなお天道様は先程までの雨の湿気をたっぷり含んだ晴れ舞台でごぜえます。
 
 
 
その後はシンガポールドルの両替がよろしいムスタファセンターで両替し、タクシーでシンガポールでお世話になるフレグランスホテルサファイアに向かったわけです。

サファイアという名前がかなりハードル高めですが格安ホテルです。ちなみに周辺の雰囲気はあやしいハードルが高めです。ドリアン臭も少々。ゲイラン地区って云うらしく、夜は売春婦のねーさんが道にちらほら並んでいてサファイア感キラキラたっぷりです。別に治安も悪くないんで問題ないんですが。
 
シンガポール旅行記
 
荷物をホテルに置いてシンガポール観光です。カラン駅までは歩いて、そこからはMRTでラッフルズプレイスへ。駅を降りるとシンガポール川がいい感じに広がっております。

まずはマーライオンにご挨拶と思ったらマリーナサンズベイが見えました。あーあれか。あとあと気付いてみれば至る所から見えるマリーナサンズベイですが、最初はちょっぴり「おおぅ」とか言っちゃいます。

今度こそマーライオンへ。世界三大がっかりと云われるマーライオンですが、観光客の皆様結構楽しんでますね。いろんなポーズで写真撮ったり、なんでも楽しみ方次第なんだな。やっぱシンガポールではマーさんは外せないぜ。
 
シンガポール旅行記
マリーナサンズベイ
マーライオン
 
ところでマーライオンって何なんでしょうか?勝手に調べろな話ですが、確か薄い記憶ではマー(海)を見守るライオンだったような。でもビジュアルに竜(タツノオトシゴ)要素入ってるし、思い付く漢字を考えると「馬(ま)獅子(ライオン)」でイノブタ的なネーミングだし、まあ複雑な感じがシンガポールらしいっちゃらしいんですけど。
 
マーライオン
 
ランチはクラーク・キーでバクテーを食う。肉を食わない嫁をバクテー屋に連れて行くことにためらいはあったけど、海外では自己主張が大事なわけです。

ハイ、有名な『Song Fa Bak Kut Teh(松發肉骨茶)』さんです。注文はバクテー(小)、菜芯、漬物、ライスです。バクテーは豚の骨付き肉や内臓などを漢方入りのスープで煮込んだ料理らしいのですが、漢方のクセはなく、マレーシアのバクテーとは違ってコショウのスパイシーさでやみつき注意報発令です。お肉はしっかり煮込まれていて脂身は削げ、骨離れも良くてほろっほろ。

 
Song Fa Bak Kut Teh(松發肉骨茶)
Song Fa Bak Kut Teh(松發肉骨茶)
 
これにこってりした味付けの菜芯(アブラナ)の炒め物と酸味がおいしい漬物。バクテーのスープはお替り自由なのでたぶん5杯くらいいただいちゃいました。半分以上は、肉は嫌いだけど肉エキスはウエルカムな嫁でした。ご近所に一軒欲しいウマさでした。

食後はクラークキーからコールドストレージ(スーパーマーケット)、プラナカン博物館、ラッフルズホテルを廻ってサンテックシティモールあたりまでぶらぶらしてみました。

 
プラナカン博物館
 
シンガポールってコンパクトにまとまっていて、MRTもあって観光しやすいのかな。我が家のフットワークからしたらレンタルサイクルがあったらもっと宜し。

それからそれから、シンガポールの僕の印象を2つ。ひとつは場所によっては清潔感たっぷりで観光にチカラ入れております。
それと、鳥が多いってことかな。鳥の平和なさえずりに満ちていると思うかもしれないけど、僕は悲鳴を上げた。歩いている最中に左肩にボロリされたのだ。シンガポーリアン溢れるサンテックのトイレで上半身裸でTシャツをゴシゴシしてしまいました。平和の証拠。

 
シンガポール旅行記
シンガポール旅行記
 

 
プロムナードからMRTで向かったのはニコルハイウェイのホーカーズ、ゴールデンマイル・フードセンターです。もう夕食。

お目当ては海南福建炒蝦麺のフライドホッケンミー。作るのに時間がかかり、人気もあるので20分待てとのこと。
その間に僕はもうひとつ上の階にある行列の栄正でバクテー入りのプロウンミー(肉骨大蝦麺)を確保。
 
肉骨大蝦麺
 
プロウンミーですがウマい、ウマいか?微妙にウマいような。そんな感じでした。たぶんこれはシンガポール飯上級者向けの一品で旅行者の僕にはハードルが高く、不味くないんだけど数時間前にウマいバクテーを知っちゃった身には期待先行型の結果に終わっちまいました。

一方のホッケンミーは嫁がメインで食っていたら、添えてあったチリ全てを料理全体に着けた結果、ウマいのか?ウマい気がするけど、辛くてわかんねーという結果となり、完食後もう一杯食ってしまいました。画像(上)が一杯目、画像(下)が二杯目のチリ抜き。
 
海南福建炒蝦麺
海南福建炒蝦麺

今度は店の前で待機していたせいか調理している姿ガン見です。勝手に実況中継すると、中華鍋でイカやエビなどの具材と麺を炒めてからスープを投入。そのスープを麺に吸わせるようにガシガシと炒めて完成です。簡単すぎましたか。麺は黄色い中太麺とビーフンみたいな麺を合わせてなかなか工夫があります。しかしなにより、蒸気と戦うゴーグル姿のおっさんのリズミカルなコテさばきがいいアトラクション具合でした。

そんなフライドホッケンミーですが、相当ウマいです。何がウマいかはわかりませんが、麺に吸わせたスープがウマいんでしょうか。ふたつの麺を合わせた食感も面白くやっぱウマしでした。お見事!!!

 
マリーナサンズベイ
 
次に向かったのはニコルハイウェイからMRTでベイフロント。名前がややこしいのか、マリーナサンズベイご利用はこちらですよ、次駅のマリーナ・ベイではありませんよ的な案内もある。ただ買い物の予定もなかったんでマリーナサンズベイの懐に入ってどうするんだ?遠くから眺めた方がキラキラしてていいんじゃないか?と半信半疑でしたが、中庭の蓮の広場は好きだな。きらびやかさとは違って静寂さが神秘的でした。まあしかしシンガポールはもうキラキラが止まらないぜ。
 
マリーナサンズベイ
マリーナサンズベイ
マーライオン

帰りはすぐにMRTに乗らず、ヘリックス橋(3カ所くらい展望スペースがある)を渡りながらマリーナ・サンズ・ベイを振り向きながら愛で、そのまま湾岸沿いのエスプラネード公園でも対岸のマリーナ・サンズ・ベイを眺めました。最後に見飽きた嫁を促しエスプラネードの展望テラスから、横目でマーライオンをチラ見しながら眺める。最高じゃないか、マーライオン!

夜景をこよなく愛するワタクシの人間性が色褪せるほどにステキな夜景でございました。合掌。


 
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