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エアアジアで行くマレーシア レダン島旅行記(潜)
【腹くくって食いまくって“らしく”あれ!マレー!】

(2013年8月9日〜2013年8月17日)

★ 8日目 
 





 

8日目。今日は買い物には付き合いきれないので夫婦別行動を宣言したら、宣言はほろろと却下された。

と言っても、そんなラブラブではない。だってラブラブとは電車の中でチューしちゃうような人たちのことなのだから。KLセントラルから乗ったMRTに掲げられた注意事項を見て僕はそう思った。

Indecent Behaviorを訳すと「見苦しい(わいせつな)行為」となる。車内チュー禁止だそうです。
 
クアラルンプール旅行記
 
午前中はひとりでぶらっと散歩する予定だった。ひとりがふたりになった。見たかったのはクアラルンプール鉄道駅(旧中央駅)、マレー鉄道事務局ビル、マスジッド・ヌガラ(国立モスク)、イスラム美術館、国立織物博物館、ムルデカ・スクエア、スルタン・アブドゥル・サマド・ビル(旧連邦事務局ビル)、マスジッド・ジャメなどなど。外観だけだけどこの建築様式は見る価値がある。
 
クアラルンプール旅行記
 
特にクアラルンプール鉄道駅は懐かしかった。以前ひとりで訪れたときの思い出が駆け巡る。1999年、独身だった僕は沢木耕太郎の『深夜特急』の熱にうなされ、バンコクからシンガポールまでマレー鉄道で縦断したんだっけ。そのときのめちゃくちゃ沢木色に染まった日記を見つけてしまったので、ちょっと冒頭部分をさらしてみよう。


今日は8月16日。昨日は日記を書けなかったから、今から昨日の分を書いてしまおう。カオサンの近くの激しいこの通りで、コンビニで買ったレポート用紙とコーラを並べて。クラクションがけたたましく鳴る。街頭のイルミネーションがつきはじめた。18時のこの雑踏がたまらなく落ち着く。

昨日は9時に起きた。旅立ち前の緊張も不安もあまりなかった。強いて言えば、前の日の夜にエアコンの効いた部屋で、リモコンを片手にバラエティー番組に興じたあとの静寂に宇多田ヒカルの『ファーストラブ』のフレーズがシンクロした時一抹のさみしさを感じたくらいだろう。今週は疲れていた。仕事のせいじゃなく、お盆休みに働いているという事実がそのような結果をもたらしていたのだろう。明日の今頃には僕はどこにいるのだろう。

離陸2時間前、その疲れは突如不安と化した。僕は免税店の薬品コーナーに立ち止まった。乗り物酔いなどあまりしたことのないこの僕が、この不安を抱き続けることは余計な疲れを増幅させることになるだろう。600円の薬、僕の手持ちは587円の小銭と1万円札、クレジットカード、そしていくらかのタイバーツ。僕は自然と中年の男性に20円を恵んでくれるように懇願し始めた。捻くれた物乞いである。20円の代償に優越感と土産話を彼に用意したことで、僕はどこかでほくそえんでいたんだから。


しゅーーーりょーーーー!!!

内容は寒いのに、恥ずかしくて熱くなるぜ。しかも意味不明。

簡単に解説すると、初めての大型おひとり様海外旅行を目前にいきがって、ひねくれて、寂しかったんだな。若気の至りってやつだ。何かを演じている。今なんかチャイナタウンに足を踏み入れるたびに矢沢永吉の『チャイナタウン』のワンフレーズだけをリピするやっぱり意味不明なおっさんになっちまったがな。
 
クアラルンプール旅行記
クアラルンプール旅行記
クアラルンプール旅行記
クアラルンプール旅行記
 
で、クアラルンプール鉄道駅から始まった散歩は見事に嫁の買い物の聖地チャイナタウンに誘導されたのです。スリ・マハ・マリアマン寺院、水虫が怖れ多くて入りませんでしたが、シンガポール同様チャイナタウンにヒンドゥー教寺院が入り組んでいる不自然さが自然なのかな。
 
クアラルンプール旅行記
 
そう言えば、沢木に影響されたジャパニーズバックパッカー今じゃあまり見かけなくなったな。
 
 
 
ここで夫婦喧嘩勃発。貧乏性まっしぐらの嫁がスーパーでお値打ち価格のミネラルウォーターを見つけ、これを買って持ち運ぼう!と言いやがった。

暑かった。喉が乾いた。右腕が動かん。水なんかじゃ喉が潤わねえ。そんな状況で1.5リットルの水で痛んだ体に負荷をかけながらオレに持ち運べというのか、ここはホテルの近くじゃねえんだぞ、と僕は数十円の安さで強いられる犠牲にぶちギレ、ここから数時間欲望のダムは決壊モードに入り込んだわけなのです。

その1:セントラルマーケットのマンゴーかき氷
 
クアラルンプール旅行記
 
その2:同所でタピオカ入りロイヤルミルクティー
 
クアラルンプール旅行記
 
その3:連日の冠記のワンタンミードライ
 
クアラルンプール旅行記
 
その4:KLセントラルでしゃきしゃきマンゴージュース
 
クアラルンプール旅行記
 
その5:ホテルでシャワー&まっさらなシーツで不貞寝
 
 

 
 
夕方。気を取り直してKLCCのペトロナス・ツインタワーへ。皆さん写真撮りまくり。苦労しておりますな。おっさん世代から見ると、ツインタワーはそびえる感じと超合金的なビジュアルでゴツゴツしててなんかカッコいい。

 
ペトロナス・ツインタワー
ペトロナス・ツインタワー

そんなツインタワーですが中に入ってしまえば奥様お買いもの熱再燃。旦那さん、奥様に待ち位置をピンポイントで指示されて待機です。動くの禁止令です。以前、携帯端末が増えて人間のガマンできる待ち時間が長くなっているという記事がありましたが、本当のようです。

お買い物のあとは、スリアKLCC内のリトル・ペナン・カフェでご夕食。ここで気付いてしまった。普通にくつろいで食えるお食事処はこの旅初めてだった。

 
リトルペナンカフェ
リトルペナンカフェ

で、ご注文はラクサとラーメンとチャイニーズティー。中国茶と言わないところが寛ぎ感あふれてるじゃないか。
チャンギ以来のラクサだけど、ここのラクサはどろどろしたスープでめちゃウマ。ココナッツミルクのコクと魚介のしっかりした風味に、酸味がいいアクセントになっていて鼻孔広がるウマさだな。ミョウガもいい仕事してるぞ。一方のラーメンは塩味で日本人が嫌いなわけがない安心感とウマさがある。あらためて思うんだけど、同じ野菜でも日本と調理法や味が微妙に違うのが食べる楽しみでした。
 
ペトロナス・ツインタワー
 
食後はスリア内の中庭で噴水ショーとか見て、ツインタワーのきらびやかさにウットリしました。噴水はあんま期待しちゃいけないけど、あわせ技一本ってところじゃないでしょうか。ツインタワーの夜景スポットをいろいろ考えましたけど、結局ここだけ。 

 
ペトロナス・ツインタワー ペトロナス・ツインタワー


 
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