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そこに山があった【登山記録】

誰も喜ばないけど、僕の登山記録をここに公開します。

僕の登山記録なんて誰の役にも立たず、自己満足は十分わかっているのですが、登山も自己満足の世界なんで、そんなつながりです。
 
プーンヒル(ネパール)/石鎚山(愛媛)/道峰山(ソウル)/伊吹山(滋賀)/マウンテン(名古屋)
  
◇ アンナプルナを歩く ◇
アンナプルナ山峰
ポカラから見たアンナプルナ山系
ある本を読んでいて僕は衝撃を受けた。エベレストなど8000m級の山をいくつも擁するネパールでは5000m級の山を山と呼ばないというらしい。ってことは、我が国の誇り『富士山』はネパール流に言えば山ではないというのか。そんなネパールの山を見てやろうと思ったのが僕の山登りの原点だった。

はじめはポカラ(ヒマラヤの拠点地のひとつ)からアンナプルナ連峰を眺められればいいと思った。しかし、いざ行くとなると、山を眺めるだけなんて殺生だ、生殺しだと勝手に思い至って3泊4日の山登りを敢行してしまったのだ。

と言っても、普通の登山者が8000m級の山に登れるわけもなく、8000m級の山を近くで見るために3000m級の丘(プーンヒル)に行くという、山登りをしない人には理解しがたい山行になってしまいました。
 
【当初の日程】ポカラ→ウレリ(泊)→ゴレパニ(泊)→プーンヒル(目的地)→ガンドルン(泊)→ポカラ
 
山に登るに当たって僕はガイドを頼んだ。ひとり山行はさみしいし、道に迷いそうだし、山賊が怖かったから。よくガイドとのトラブル例が聞かれるが、僕も例に漏れず翌日にはガイドと大喧嘩をした。山行は危険も多いので、ガイドとは仲良くなっても友達ではない主従関係をはっきりさせることが大事。

実際の山行はと言うと、二日目の目的地ゴレパニに向かう途中から大雪になり、三日目の朝には一面銀世界どころか積雪50〜60pと、その先には進めない状況になってしまいました。挫折。しかし、悔しいどころか自然の驚異に感動。人間は自然には勝てない。いやいや勝ってはいけないと思った山行でした。
ダウラギリ
ダウラギリ山と山行中止ポイント
アンナプルナ
ゴレパニ村から見たアンナプルナ
 
 
◇ 西日本一の山、石鎚山 ◇
石鎚山 嫁の実家に行ったときでした。義父とはまったく会話が成り立たず、義母の気遣いが重くのしかかり、二頭の犬からは見下げられたときだった。

『近くに西日本で一番高い山があるんだよ』

嫁はそう言った。その名は石鎚山。そうか、その山に登れば、その日は実家滞在時間ごくわずか、おまけに翌日は疲れたとか言って寝てれば、この気まずい時間は消化されていく。そんな理由で西日本一の山に登ってしまったのだ。

舅姑の問題に巻き込んでゴメンよ、石鎚山。そして、不恰好なおにぎりを作ってくれた嫁さん、ありがとう。

石鎚山はさすが西日本一の山だった。僕が思っていた以上に人が多く、人並みに遭難しそうだ。何台もの観光バスで乗り付けて、かなりの長蛇で登山するあのおぞましい光景は圧巻だ。おかげで自分のペースで登れずもどかしい。山道はしっかり整備されていて行程は楽だが、西日本一の山ならもっと険しいほうがいい。

とは言いながら、翌日はしっかり筋肉痛になってしまった。しかし、その不恰好な歩き方が実家の笑いものとなり、ご両親と少し仲良くなれた意味では西日本一の山だったのかもしれない。
石鎚山
 
 
◇ 韓国でも登る、道峰山 ◇
道峰山
道峰山の渋滞
二度目のソウル旅行。今回は買い物と食事が目的だった。いや、買い物は奥さんだけの目的で、僕は買い物の荷物係として利用されることが予想された。

『このままでは・・・』、僕の危機感は募った。そんなとき、ソウルから地下鉄で行ける山を見つけたのだった。道峰山。日本で言えば、高尾山クラスの山だ。しかし、女の買い物に付き合うよりはいい。僕は迷わず道峰山に向かった。

小雨。駅を降りるとディズニーランドのような人ごみと何百メートルも続く屋台通りに僕は驚いた。韓国は登山ブームなのか?おまけに登山前なのに屋台で酔っ払っているおっさんもいる。サッカーのユニフォームまで売っている。そんなことで僕も屋台で巻き寿司や炙った栗やイカを買い、昨夜呑み残した焼酎をバックに忍ばせ山を登り始めた。

山道は渋滞だ。混み具合も高尾山並みだ。観光地でもない道峰山に外国人は皆無で僕は不思議と韓国民に歓迎されていた。

しかし道は厳しい。大きな岩が歩幅を狂わせる。しんどい。せっかく持ってきた焼酎が帰りの急坂を考えると呑めない。でも荷物を軽くするために呑む。酔っ払ってきた。『釜山港へ帰れ』を鼻歌まじりに歌う。半日行程で地下鉄に乗れて屋台三昧。そんな山なのかもしれない。
道峰山
実はB級韓国グルメの隠れスポットかも?
 
 
◇ 大名気分で伊吹山 ◇
伊吹山 奥さんが家事を放棄したくなったので、GWに義姉の家に行った。
家事から解放された奥さんはのびのびしている。一方の僕は義姉の家だけにのびのびできない。やっぱり山に行こうと思った。

今回は伊吹山。日本百名山のひとつ。石鎚山も百名山なので百名山二つ目。山のデータを見ると楽勝っぽい。場所は関が原の近くなので、歴史好きの僕は伊吹山から西軍と東軍の旗色をうかがう『関が原の戦い』の大名気分を味わおうと思った。

しかし、実際の山行はそんなに楽勝ではなかった。冬はスキー場になるこの山に日陰を作る木が皆無で、裸山は登山者に直射日光を強いるので晴天のこの日、僕はかなりの脱水状態に陥ってしまった。ただ水分補給に関しては山頂にドライブインがあるので最低限片道を考えれば問題なし。

ちなみに大名気分で旗色をうかがいたいのなら、晴れの日はまぶしいだけなので、是非曇った日をお勧めしたい。でも曇った日は琵琶湖が見えないので、やっぱり晴れの日をお勧めします。
伊吹山
 
 
◇ いつかは行きたい名古屋『マウンテン』 ◇
マウンテン 名古屋に『マウンテン』という有名な喫茶店があるらしい。

どうして有名かと言うと、スパゲティー(800g)にたっぷりの小倉あん、缶詰みかん、ホイップクリームをのせた「甘口抹茶小倉スパ」をはじめ、甘口バナナスパ、高さ30pを越すかき氷と目まいしそうなメニューがたくさんあるからだ。

しかし、これだけで登山家がわざわざ足を運ぶわけがない。この喫茶店『マウンテン』には特別な用語があるというのだ。

店名が『マウンテン』だけに、食事をするのは「登山」だし、注文した皿を完食するのが「登頂」、食べ残したり、食べ過ぎで体調を悪化したりするのが「遭難」というらしい。

なにかダジャレのような気もするが、そう本に書いてあったのだから仕方がない。しかし、こんな話を聞いて登山家が黙っていられるわけがないのだ。

行かなければ・・・。
マウンテン

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