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ホーチミン・ムイネーの再々旅行記(4日目)
(2017年12月29日~2018年1月4日)






 

2018年1月1日(月)

カーテン越しに朝日が差し始める。ベトナムの普通のホテルに遮光カーテンを求めていいのでしょうか?そう思うのなら高級ホテルに行きなさい、朝日がそう戒めるように寝ぼけまなこのワタクシに光線を押し当てる。

月が変わる、その程度の一年の始まりがここムイネーの現実かな。市場はいつもと変わらない光景だし、新年だからと休業する店もない。
 
 
いつもと変わらないのは町の風景だけじゃないぞ。そう我が家の朝食も変わらない。
 

強いて変化を言えば、屋台の後方に座り、バインミー屋の姉さんの手さばきを見ながらゆっくり姉さんとお話しているくらい。もちろん炭火つくねのバインミーを頬張っている。

昨日のsawadeeさん閉店を知り、この日の昼食の連日行くプランが白紙になった結果、他にいくらでもあるのに、昼食もここのバインミーを食って一日だらだらすることが全会一致で決まったのです。まあそれくらいここのバインミーが好きだってことよ。

しかし昼前には閉店しちゃうからこのタイミングで昼食分も作ってもらっている。計画性があるのかないのか。
 

そんなお土産を持って、変わらずMILANO DRAGONにも行く。

注文はカフェスムージー。その傍らにはバインミーが2個2個で計4個。炭火つくね2個とさつま揚げ2個。
店の人から見たら不思議な日本人であーる。毎日食後3回来て、その食事も1個1,000VND(50円)のバインミーを大量買いしてるんだから。
 
  

その後、各自部屋でだらだらする。

インスタの犬画像を検索しまくる嫁は日当たりのいいバルコニーで。
 

窓を開け放ち昼寝するのはワタクシ。
ついその日差しと心地よい風を感じるとやっぱやっちまうでしょ。
 

はい、寒い日本から着てきたヒートテック洗濯しちゃうでしょ。風になびくヒートテックずーっと見守っちゃうでしょ。

で、30分に一回は乾いたか確認する贅沢なヒマっぷり。そして、プールで泳ぐ豊満なレディーの泳ぎっぷりをチラ見する贅沢さ。
 

贅沢なヒマっぷりの結果、さつま揚げのバインミーの味が気になってしょーがない。
時計は11時にもなってない。一口だけとかじってみる。一口だけで終わるわけがない。全部食ってしまった。
 

優劣をつけたらつくねの方が断然好みだけど、これはこれでウマし。

ってか、さつま揚げをパンに挟んで何ら違和感がないのは味付けの問題か、それともミスマッチだという思い込みは日本人の既成概念の問題か?そんな難しいことは考えないけど考えたふりくらいできる。


で、ヒートテックが乾いた結果、こうなるのは疑いようがない。ひらひら。
 

時間は12時を回ろうとしていた。炭火つくねのバインミーは既に食ってある。冷えてもウマウマ!と叫んだのは、このまったりした時間の中では不釣合いの雄叫びでした。よーし、MILANO DRAGON行っちまうか。
 
部屋を出て、階段を降りながら見渡せば、完成ではないけれどホテルの入口に誇らしげに看板が掲げられている。

ワタクシが洗濯物の警備している間にホテルも着々とお化粧が進む。この門をくぐるとき看板の下を避けて通ったのは危機管理能力に長けているだけで、ベトナム人の工事を疑っているとかそういうんじゃ決してない。
 

MILANO DRAGONであーる。

ここで夫婦は袂を分かち合う。朝ここMILANO DRAGONで約束したじゃないか。多くの客がベトナム式ドリップでカフェスアダーを飲んでいて、そこは当り前だったけど、たくさんの氷の入ったボールも提供されて、そこから各自おたまで氷をすくって自分好みのカフェスアダーを作っていく光景を見て、羨望のまなざしで「昼はあれにしようね」って約束したじゃないか。

それなのにカフェスアダーを2つ頼もうとしたら、女オーナーから「マンゴー入荷したから、今日マンゴー入荷したから」と圧を掛けられ、ころっとマンゴースムージーを注文するなんて・・・嫁はどんだけマンゴー馬鹿なんでしょうか。少なくとも女オーナーからはマンゴー馬鹿と思われているはず。

そんな裏切りの結果、注文がひとつだったからか、外国人にはわからんと思われたからか、ドリップも氷の入ったボールもお玉もなく、いきなり店主好みのカフェスアダー完成形が提供されたのです。残念。
 
 

マンゴー馬鹿はすぐに立証される。ハシゴしたYANA CAFÉでの注文、ワタクシはヨーグルトコーヒー、嫁はマンゴーヨーグルト。

少々話題のヨーグルトコーヒーですが、有りか無しかと言えば「有り」。でもミルクコーヒーのミルクをヨーグルトに変えただけで、絶妙な相乗効果ってのはないかな。より円やかだったり、酸味が仲間入りしたとかそんな感じ。
 
 
 
この3時間後、ウン○事件は起きる。信じるか、疑うか・・・。
 
 

夕暮れ時、ホテルから数分のビーチで夕日鑑賞。

ついうたた寝をした結果、ちょっとのタイミングで夕日に間に合わーず。しかし夕暮れは辺りを赤くきれいに染める。空に赤味がなくなるまで鑑賞し、いったんホテルに戻ってウン○事件は発覚した。部屋にはものすごい異臭が漂っていた。ウン○臭だ。互いに放屁を疑い、小競り合いが始まった。

信じるか、疑うか。信じられるわけがない、ちょークサいのだ。認めろ、怒らないから認めろよ。小3レベルの言い合いは続く。しょーがないから、新品ホテルに失礼ながら排水溝のせいじゃないかとトイレを覗き、洗面所の匂いを嗅ぐ。両方とも直接的な臭さはないけど、全く臭わないわけもない。

部屋を歩き回ってみた。どこへ行っても臭かった。とうとう嫁はワタクシのお漏らしを疑う眼差しを向けてきた。違う、違うぞ、証拠にパンツを下ろそうとした瞬間に気が付いた。

スニーカーのソールに異変が、
ってかソールからウン○っぽいのが溢れ出ているぞ!!!
 
 

その後、ウン○はビーチまでの道中で牛君か犬君のおこぼれを頂戴したものではないかと結論付けられ、それよりも靴のまま部屋の中を歩き回る洋風スタイルはウン○を踏んじゃった人には不向きなスタイルだと悟り、すぐに部屋を出たのは言うまでもない。

自然豊な町で良かった。道に落ちた、拾い放題の小枝でソールにこびり付いたウン○を何度となく拭いながらそう思った。匂いと柔らかさからしてウン○は温かみがまだ感じられそうだった。

1月1日からウンが付くなんてラッキー♪
と空喜びしてみたけど、帰国後の宝くじは300円しか当たっていなかった。やっぱり。
 
 

夕飯はもちろんBOKE THO。一昨日の値段交渉の兄さんを捕まえ値段交渉。言い値がちょっと高かったから昨日の別の兄さんの付けた安い値段でお願いしたら、もちろん昨日はNEW YEAR PRICEで、今日もSPECIAL PRICEでOK、と少し戸惑っていた。ウン○を踏んじゃうことはSPECIALなのかもしれん。
 

で、本日の注文はホタテ500g、赤貝500g、空芯菜炒め。

今日も次を考えて一品少なくしてみた。正直、この貝類のBBQは他の魚介と比べて安価で、でも手が掛かる料理だと思う。貝を開いて、ひとつひとつ味付けをする姿を見ると申し訳ない気持ちで一杯だ。でもやっぱり合わせて1kgじゃ足りんな。次回から1.5kgは食おう。

食後、お会計をお願いしたらフロアの姉さんが「スペシャルサービスよ」とデザートにスイカを持ってきてくれた。やっぱりウン○を踏んじゃうことはSPECIALなのかもしれん。
 

帰りにMILANO DRAGONに寄る。

これが今回最後の来訪になるけど店員さんは知る由もない。注文はカフェスムージー2個。女オーナーがマンゴーをゴリ押しして来ないところをみると今日のマンゴーは品切れになったらしい。逆にマンゴーを注文してみれば良かったのか。でもやっぱりMILANO DRAGONさん最後の夜は安穏とカフェスムージーなのであーる。
 

そして、バインセオの店にも寄ってしまう。注文はバインセオ5個。

店のお父さんが6個になっちゃったよと言いながらバインセオを提供してくれるので、やっぱりウン○を踏んじゃうことはSPECIALに違いないと確信。

と思ったら、帰り際6個分の御代を取られたのは、SPECIALに浮かれたワタクシへの戒めだったのかもしれん。


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