長崎・佐世保・島原旅行記 '22(2日目)
(2022年8月17日~2022年8月20日)



2022年8月18日(木)高校野球記念日

夏休みは、寝坊が一番もったいない。青春18きっぷの昔のキャッチコピーだ。このコピーに感化されたころが懐かしい。年を重ねると「寝坊できるもんなら寝坊したい」と思うようになる。はい、本日も目覚まし時計要らずの6時起きです。

長崎は今日も雨。本日も朝から蒐集家としての勤めをこなそう。ダムで種を蒔いただけですが。
 
 
朝9時、よりも10分早く文明堂総本店長崎工場直売店で出待ちです。

ここではカステラの切り落としが販売される。長崎まで来たら福砂屋や松翁軒のカステラを買うのが通かもしれないがお得感を好む我が家には切り落としを販売してくれる文明堂様が一番なのだ。切り落としには不均衡な旨さとザラメの小憎たらしさがある。


ニワトリが先か、卵が先か。カステラを大量購入したせいで卵の話をしてるわけではない。因果性のジレンマに陥っているのだ。ざっくり言えばJALパックのMY SASEBO PASSなるお得なクーポンありきで佐世保を目指しているのか、佐世保観光の目的があってMY SASEBO PASSなるお得なクーポンを購入したのか今じゃよくわからないのだ。

とりあえず次の目的地は佐世保です。 佐世保駅でJALから送られてきたバウチャーをMY SASEBO PASSに引き換える。ついでに佐世保駅周辺の観光をしてみた。佐世保港をぶらぶら。佐世保ハ晴天ナリ。
 
 
ここ佐世保港からは五島や福江へ船が出ている。軍艦も見える。軍艦デカっ。SASEBO軍港クルーズもある。日がな一日佐世保港でのんびりできたらロマンチストになれそうな気がしました。日焼けも心配だ。先へ急ごう。
 

佐世保駅から近くのお店で早速MY SASEBO PASSを使おう。前日の久留米くるくるチケット同様このチケットもバラマキ用のお土産代に充当するつもりでした。チケット8枚(5千円相当分)をJALのオプション価格1千円で購入。しかし新型コロナの第7波の影響で旅行は秘密裏に遂行されているわけでこちらも自家消費。

何に利用しようかと考えた挙句、頑張っているお店で利用することにしよう。格安で購入しているから問題ないけれど、定価だったら額面割れしている店が結構ある。そういう店は嫌いだ。

まずは佐世保駅近くの志げる製菓舗さんで大人買いです。チケット6枚(3750円相当)でSASEBOBOLO 30枚・もちパイ6個のご購入。もちパイ最高。大好きな中村屋のうすあわせの上位互換と言ってもいいぞ。なんか嬉しいバッタリ。チケット残り2枚なり。

その後、佐世保市のマンホールカードを貰って腹ごしらえです。佐世保魚市場のもったいない食堂さんです。
 
 
アジフライを欲していました。長崎と言えば松浦産のアジフライが有名ですが、ここは相浦産のアジフライ。佐世保魚市場内だけに鮮度もいいし、不義理なものなど提供できるわけないのだ。

ふわとろアジフライ最高。サクッと揚げられた衣は軽い口当たりで、フワッと柔らかくとろけるようなアジは鮮度の良さを感じさせる。まさにネーミング通り。お米は北松浦半島産の無農薬米。野菜や味噌汁にもこだわりがあって、どんだけ食べても太る要素なし(個人の意見です)。

佐世保魚市場を後にして、次に向かったのは石岳展望台園地。
 
 
佐世保らしい九十九島の島々の風景を求めて3つの展望台で迷ったんです。船越展望台と石岳展望台と展海峰。船越展望台と石岳展望台は似たような立地も高低差が違う。単純に高い方が九十九島の展望が開けると勝手に思い込んで石岳展望台を採択する。

とは言っても石岳展望台に向かう途中に船越展望台があるので同時に寄れる。気難しい人間なんで船越展望台をチラ見程度で通り過ぎたがな。そんな石岳展望台の景色はこんな感じでした。素晴らしい。何よりも晴天であることが素晴らしい。

ここで再考。高低差で選んでみましたが、クルマを降りて労せず九十九島の展望が拝めるのが船越展望台で、駐車場から展望台まで10分歩く必要があるのは石岳展望台です。歩いた分大変だけれどやっぱり高低差は大事だと思いました。


そして船越展望台と景観がそう変わらなさそうな佐世保バーガー本店さんにやって来ました。 アジフライを堪能したことは忘れてはいない。お腹はいっぱいです。

ですが、MY SASEBO PASSの使い道を考えて、折角だから佐世保バーガーも食べておいた方が後悔は少ないと佐世保バーガー本店さんにやって来ました。注文できるメニューは決まっていてスペシャル佐世保バーガーとフライドポテト、ドリンクのセットです。佐世保バーガーの特徴でもあるベーコンを抜いてくださいと少々ワガママを言いましたが。

なるほどこれが佐世保バーガーか。お値段通りハイクオリティーで立派です。お肉もジューシーでおいしいし、レタスやトマト、玉子などトッピングも贅沢で佐世保で食べておいて良かったと思いました。

しかしながらやっぱり私はビックマック派です。ついでに言えば、今半のすき焼き弁当よりも吉野家派です。貧乏舌であることがバレてお恥ずかしい。でも本場の佐世保バーガーを食べたからこそ感じたことで、佐世保バーガーは食べた価値ありでした。
 




 

そうだそうだ佐世保らしい九十九島の島々の風景を求めて最終的に石岳展望台と展海峰で迷ったんです。優柔不断でした。決めかねて展海峰まで来ちゃいました。
 
 
展海峰は立地的に一番遠かったけれど景色は一番好きかもしれん。九十九島の島々の配列がいい。迫力がある。佐世保港や市街地も見渡すことができる。

佐世保に来る前の九十九島のイメージは石岳展望台からの点々とした島々でしたが、展海峰のダイナミックさの方が心に刺さりました。今半のすき焼き弁当よりも吉野家派の感想ですが。

兎にも角にも佐世保に来て良かったです。MY SASEBO PASSのお得さに釣られて良かったです。



佐世保からの帰り道、西彼杵半島を少し遠回りする。世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を少し巡ってみようという魂胆です。 まずやって来たのは大野教会堂です。
 
 
ここ出津集落は小規模な潜伏キリシタンの集落が連帯して、聖画像や教理書、教会暦などを秘匿しつつ密かに信仰を続けた場所です。高台にひっそりと建つ大野教会堂はまさに秘匿を体現したような場所で、厳かさに圧倒されました。軽率ながら一目惚れしました。


次に立ち寄ったのは、ド・ロ神父の指導で建設計画が進行し、没後に完成したカトリック黒崎教会です。
 
 
聖堂は信徒によって積み上げられたレンガで造られていて美しさが際立っている。黒崎教会は内部も開放していて、撮影は不可ですが、夕日に映えるステンドグラスは息を呑む美しさでした。

ただ歴史を踏まえると大野教会堂やカトリック黒崎教会に感動することに違和感を覚えないわけではないので、粛々とですね。



長崎に戻って夕食です。時間は18時半。眼鏡橋の近くにある共楽園さんの店頭で足が止まる。営業時間は19時半まで、店内に客はいる、しかし入口には準備中の札が。何かの間違いだと店内に入って現実を知る。材料がなくなって早じまいらしい。長崎は早じまいが流行している⁉

気を取り直して歩いてあじ盛に向かう。あじ盛は大衆食堂なんで何かあるはず。しかし開店してるだけで嬉しくなるのは不思議だ。注文はちゃんぽんと皿うどん。
 
 
ちゃんぽんはオーソドックスで安定のウマさでしょ。スープは若干薄目も、地元民はソースだろうけど無難にコショウで整える。コクがありながらあっさりしていて食べ飽きないやつだな。

皿うどんは太麺をチョイス。たっぷりの餡が太麺に絡みまくる。餡はあっさりしていて、具材の野菜や海鮮もたっぷり。

心苦しいですが、庶民的なチャンポンと皿うどんばかり食べた結果、一番最初に食べた長崎中華街の会楽園の味を思い出しました。



今宵からは思案橋にあるリッチモンドホテル長崎思案橋さんに連泊です。歓楽街に「行こか戻ろか」と思案したということから名がついたといわれている思案橋ですがその名残ありますね。思案橋通りを通るときはちょっと緊張してしまいました。まあホテルはいたって普通で、深夜通りから女性の叫び声が聞こえた程度ですが。
 
 
御朱印集めが趣味だったら…そう思ったことを恥じています。この旅行中にマンホールカードを収集するついでにもらったカードを晒そう。九州インフラカード、文化遺産カードです。
 



1日目 2日目 3日目
4日目 熊本サ活旅行記'22  鹿児島・指宿全国旅行支援旅行記'22
秋田・男鹿・奥入瀬旅行記 '22 高千穂峡・柳川リベンジ旅行記 '22 東日本鉄道フリーパス旅行記 '22
宮崎・えびの2泊3日旅行記 '21 熊本・高千穂峡・阿蘇旅行記 '21 福岡食い倒れ2泊3日旅行記 '21
Go To 長崎旅行記 '21 Go To 函館旅行記'21 Go To 青森旅行記'20
Go To 鹿児島旅行記 '20 Go To 札幌旅行記 '20 TOP