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台湾パンパンダ旅行記(3日目後半・4日目)
(2014年4月12日~2014年4月15日)





 
サヨナラ、台北です。
 
 
ホテルで荷物を引き取って、台北車站からは桃園空港のお膝元・中壢まで台鉄で移動です。いろいろ考えたんですが、帰国便が朝6時半過ぎ、台北からでも中壢からでもタクシーで空港に乗り付けるしかなくて、タクシー代の安さと起きる時間を考えて空港により近い中壢に前泊することにしたんです。バスで行くのが一般的なんだけど、そこは鉄分愛好者。

ここで想定外。

自強号の指定席を入手しようと思って台北車站のカウンターに並んでたんです。順番が来たのは15時55分、不慣れな観光客なので少し余裕を持って16時25分の自強号のチケットを買おうとしたら、駅員さんが憮然とした表情で首を振る。

満席なのか?不安が広がる。と思ったら、急げばまだ間に合うからと16時ちょうどの自強号のチケットを無理やり発券しやがった。直近の電車に乗るのが台湾の文化なんでしょうか。

そんな悠長な文化論を披露する余裕もなく、大きな荷物を抱え、死に物狂いで初めての台鉄の改札を走り抜け、ホームにたどり着いたときにちょうど自強号入線。撮り鉄どころか台北車站と自強号の記憶はなし。車内に響くぜえぜえ音。呼吸困難で死ぬわ。

40分弱で中壢駅到着。なかなか立派な街並み、もっとこじんまりした町だと思ってました。とりあえずホテルにチェックイン。
 
 
商業ビル内のワンフロアを使ったシャレオツなカラオケボックス的なホテルですが結構いい。かなりいい。

ホテルのおっちゃんに翌朝の空港までのタクシーを頼むと、500元請求される。事前調査によると600元が相場。おかしい、100元安いぞ、しかし100元ごときでおっちゃんが犯罪に手を染めるのだろうか。
 
  

  
 
僕たちはその件で夫婦会議を開催したく中壢観光夜市にやって来ました。
 
 
やっほー、ここの夜市はかなり大きくて有名だそうです。広くて歩きやすい。そうつまり、混雑がないから見やすくて、食べやすくて、のんびりできて食いすぎました。
 
 
行列のできる瑞記の排骨酥、さつまいも風ふかふか揚げ(勝手に命名)、揚げ花枝丸、マレー風やきそば、カステラ、豆花。
 
 
で、ちょこちょこ食ってたら食った気がしなくて、帰りに正忠排骨飯で雞排飯をお持ち帰りしてしまったのは夜市マジックってやつでしょうか。

正忠排骨飯は小菜を3つ自分で選べて、そこに豚肉とか鶏肉の揚げたものをどーんとのっけて食うチェーン店なんでなかなか使い勝手がよろしいかと思います。
 
≪開けた瞬間≫
 
≪載せた瞬間≫
 
しかし、士林夜市の豪大大雞排や瑞記、正忠排骨飯のどこも人気店だけど排骨の味の違いが旅行者にはよくわからんのでした。排骨経験値が不足してるんでしょうね。

次回旅立つ自分に言いたい、排骨はそこそこの量で骨無しが君には合ってるぞ。

お帰りの日。帰りのスクートさんは

便名TZ202 台北桃園空港 6:35 ⇒ 成田 10:45 (-1h)

そう何時に起きて、ホテルを出るかが問題。スクートの搭乗手続きは3時間前から始まるけど、出国審査が5時からなんで早く行き過ぎても足止め状態。先人の旅行記を参考に、昨夜ホテルのおっちゃんに4時20分にタクシーをお願いしていたのだ。

4時15分、部屋の電話が鳴った。「お車のご用意が…」ホテルマンのダンディーな声。ダンディーなホテルマンにチェックアウトをお願いし、エレベーターに乗ろうとしたら眠たそうなおっちゃんが登場、エレベーターに便乗。もしかして見送ってくれるんか?台湾の人はなんて温かいんや!うぉーあいーにー!

とウルウルな感じでエレベーターを降りたら、そこには普通の乗用車1台。運転席に乗り込むおっちゃんの迷いのない動き。その後空港に着くまで僕たちは無言を貫いた。だって、口を開いたら

「お前が運転するんかい!!!」

とツッコミを入れずにはいられなかったから。

案の定、4時40分無事に空港に着いておっちゃんの運転するクルマが遠ざかると、お前が運転するんかい!君は白タクか!100元安いわけだ!運転中あくびしておったぞ!スピード出しすぎで怖かったわ!とおっちゃんはボロクソ言われたのでした。おっちゃん、次回も頼みますよ。

少し早かったせいか、スクートのカウンターは空いてていい感じ。20kgで申告しておいた預け荷物は13kg。5時前になると、出国審査の時間を見計らったように団体旅行者どもがカウンターに並び始める。正解。

しかし不正解もある。空港にセブンイレブンがあると思って朝食を用意してこなかったら、セブンイレブンが違うターミナルだったことが判明。他のコンビニもスタバも朝5時に開くやさしさはない。動けば空腹へのスピードは加速し、動かなければ空腹の進行を抑えることができる。ジレンマ、葛藤、物欲しげな瞳。

仕方がないから、昨日夜市で買ったカステラの残りを普段の5倍くらい咀嚼して呪文を唱えながら食ってやった。空腹は最高の調味料。
 
 
機内では爆睡。ほぼ定刻に成田に到着。預け荷物は早く回って来たためしがない。お昼前後の帰途は混むこともなく、トラックにあおられながら無事帰宅。

帰って来て思ったんは、排骨はわからんかったけど、鳳梨酥の食べ比べは確信した。

犂記餅店>佳徳糕餅>>>微熱山丘>>>>>スーパーのアレ
 

 
最後に夢と旅心を損なうかもしれませんが節約系サイトなんで、
【 旅の家計簿 (2人分/円建て(台湾元 3.5円で換算) 】
スクート(成田-桃園) 34,842円 食事・飲み物代 9,493円
ホテル(3泊分) 16,709円 土産・その他 7,798円
国内交通費 4,370円 合   計 77,965円
現地交通費 4,753円 一人当たりの旅行費用 38,982円


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