台北 食べ歩き旅行記 '19(3日目)
(2019年10月19日~10月23日)
10月21日(月) お昼過ぎに行ったら買えました!という情報を鵜呑みにするほど野暮じゃねえ。売り切れだからしょーがない!と納得できるほど大人じゃねえ。本日も板橋區中正路の歩道の真ん中歩かせてもらってます。 板橋區中正路と言えば、卵黄入りパイナップルケーキで有名な小潘蛋糕坊さんの地である。前々回開店40分後に行って玉砕、それを踏まえた前回は開店40分前に行ったのでした。そして今回は7時30分、開店30分前到着です。 |
恥ずかしながら行列の先頭を陣取ってしまいました。地元の皆さんは10分前くらいに来るのかな。予約することも可能みたいだけど、手間とリスクを考えたら早起きするでしょ。 前回は初めてだったので10個でしたが、今回は卵黄入りの鳳凰酥70個です。我が家用に20個入り2箱とお土産用に15個入り2個です。なんなんでしょうか、この達成感というか重量感は。 小潘蛋糕坊さんでパイナップルケーキを買うというこの旅行の3大目的のひとつを果たしました。残りの目的2つは知らんけど。 |
帰り道は板橋に向かわず府中站前の板橋慈惠宮で参拝です。 日本だと参拝者が多いと何かを期待しちゃうんだけど、台湾の人たちは信仰深いから、どんな寺社でも人が多い。ここ板橋慈惠宮も有名なパワースポットでパワーをしっかり感じましたが、歩いている途中の林本源園邸あたりもすごかったです。ありがとうございました。 参拝後は捷運府中站から忠孝新生站へ。 本日の朝ごはんはボリュームたっぷりの炭火サンドイッチで有名な阿姐的店碳烤三明治さんです。肉系の三明治の見た目がボリューミーで映えるんですよね。しかし注文は悲しいかな起司蛋吐司(チーズ玉子トースト)です。朝から肉なんか無理無理。 |
それでも出来上がったサンドイッチのボリュームがすごい。 ざっくりご説明させていただくと、炭火で焼かれたトースト、そこに玉子焼きとチーズ、さらにきゅうりとトマトがたっぷり盛られております。味付けはピーナッツバターと台湾マヨネーズかな。 頬張れば炭火で焼いたトーストの香りがまずおいしい。トーストは表面がおいしそうにカリッと焼かれているけど裏面はもっちり、野菜はシャキシャキで文句なしでしょ。メイン食材がとろーりと糸引くチーズと玉子焼きなのでパンチ力には欠けるけど、ピーナッツバターとマヨネーズの甘じょっぱい味付けも面白くて、朝から笑いました。大笑い。 |
足早にホテルに戻り、小潘蛋糕坊の鳳凰酥をふむふむして頬張ったのは言うまでもない。ってか、よくホテルまで我慢したぞ。 |
お昼ごはんは圓山へ。 いつも龍山寺ばかり行っていたけど今回は大龍峒保安宮にも行ってみた。他力本願まっしぐらです。大龍峒保安宮と言えば、行天宮・龍山寺と並び台北市内の3大パワースポットらしい。 趣味はパワースポット巡り(をして楽して恩恵を得ること)です。 |
お昼ごはんは、大龍峒保安宮の近くの阿仁炒飯さんです。保安宮のパワーを内臓でもいただこうと根拠のない目論見です。 注文は迷う。先人の口コミを見ると、推薦は什錦招牌炒飯と牛肉咖喱炒麺。されど肉より海鮮を好む。しかも量多めの情報に咖喱炒麺を諦め、蝦仁蛋炒飯(100元)と炒青菜(50元)、ハマグリのスープ(60元)を注文です。 |
この日の炒青菜はレタスと茎系の青菜から選べる。今回は茎系をチョイス。蝦仁炒飯には副菜が2つ付いている。今回は豆干とコーン。炒め方は台湾らしくしっとりタイプで、味付けはしっかりめでウマウマですよ。副菜もいい箸休めになっている。 冷蔵庫のキムチはセルフサービス。このキムチがまた旨い。キムチと炒飯を和えて食えば簡単キムチチャーハンのでき上がりでいろいろ美味いです。炒青菜はシャキシャキでウマウマ。噂通り量も多くてコスパ抜群ですよ。って何より、世話好きのおかあさんのパワーがすごかったです。 腹も満たしたので圓山から龍山寺へ。 常に何かにすがりながら生きている我が家にとって台北に来たら保安宮もいいけど龍山寺はマストなんですよ。しかし龍山寺のお参り方法をいまだ知らん。いろいろ書いてあるんだけど、外国人が気安くお参りしちゃっていいのか戸惑うのだ。だから今回もいつもどおり深呼吸して、言葉通りの胸襟を開いて謹んで頭を垂れまくったぞ。 そして身を清めたところで、MRT龍山寺駅近くの冰雪糖冰舖さんに舌鼓を打ちに行ってみた。ここ冰雪糖冰舖さんは2019年台北のタロイモ3大リーダー(ワタクシ調べ)のうちのひとつだと認識しておりました。 タロイモラバーが集い行列までできる逸品 超級芋頭牛奶冰を愛でたかった。しかし月曜日なのに絶賛閉店中でございました。2019年台北のタロイモ3大リーダー(ワタクシ調べ)からあっけなく陥落です。 しかし、My mouth is TARO?口はタロイモです。 しょーがないから、最終日に行こうと思っていた春美氷菓室さんに行ってみました。旅行先でウマいものを食おうと思ったら旅好きさんたちの旅行記をなぞればいい。そう思っていたけど、訪台回数が増す程、台湾での旨いもの探しの方法が困難になった。新規開拓を望んでいるわけではなく、「食べたいもの≠人気があるもの」じゃなくなったから大変だ。 いい「芋頭」を探しています。ただ台湾旅行記に出てくるデザートと言えばマンゴーばかり。いい「芋頭」を探しています。そんなわけで、#芋頭 でタグ付け検索した結果、台北の三大芋頭(ワタクシ調べ)のひとつ春美氷菓室さんに行ってみた。 春美冰菓室さんの人気商品と言えば、タピオカミルクティーのかき氷(珍珠奶茶冰)ですが、注文は芋頭牛奶冰(100元)です。 |
おおおおお色は地味ですが素晴らしいフォルムですよ。ボリュームもすごい。タロイモのソースがたっぷりです。タロイモご本尊もゴロゴロし、さらに芋圓がQQですよ。 お隠れになっているかき氷自体には黒糖のシロップがかかっていて、そこにタロイモソースと練乳がかかっていて破壊力抜群です。とは言いつつ、甘さは控え目でやさしい甘さなのでさっぱり食えてステキすぎるだろ。芋頭は冷たくてもほくほくで、ペーストも濃厚でウマウマですよ。 インスタ映えする趣旨の人気店かもと疑っていたことを恥じております。冰雪糖冰舖さんの超級芋頭牛奶冰もタロイモソース、練乳、黒糖の組み合わせらしいので、これは勝利の方程式なんだな。 しかし春美氷菓室さんとは全く関係ないけど、南京復興站は嫌いだ。 くっちゃね、くっちゃね。くっちゃね、くっちゃね。くっちゃね、くっちゃね。くっちゃね、くっちゃね。くっちゃね、くっちゃね。くっちゃね、くっちゃね。くっちゃね、くっちゃね。くっちゃね、くっちゃね。くっちゃね、くっちゃね。くっちゃね、くっちゃね。 台湾に来始めたころ、水餃子の旨さを知りませんでした。小籠包ばっか食っていた。そんなころ嫁が夜市で何食わぬ顔で焼餃子を注文し、何食わぬ顔をしながら焼餃子を食っていた。焼餃子なんて日本的でマイナーなものを台湾で注文しやがって、そんな姿を冷ややかに見ていたことがある。 そして2019年、鍋貼(焼餃子)を食べに行きます。並んでも食べたいと評判高い及品鍋貼水餃専売店さんです。店頭には持ち帰りも含めて10人以上がたむろしておりました。しかしなぜか日本人だとバレるとすぐに入店させてくれる。有難いのですが肩身が狭いです。 注文は鍋貼20個(1個5元)、酸辣湯(30元)です。 |
酸辣湯はデフォで胡椒がピリリと効いているタイプです。追い酢たっぷりでおいしくいただきましたよ。そして鍋貼は皮の焦げ目が鉄鍋餃子(棒餃子)みたいな印象ですね。頬張れば皮がパリパリで餡にしっかり味が付いているのでそのままでもおいしいぞ。皮の焼き目はパリパリだけどもっちりでもある。餡のキャベツはザクザクで食感と甘みを考えた切り方なのかな。 焼き餃子は日本ではおかずだけど、こっちは主食のようなもの。餡にくどさがなくあっさりしていて何個でも食えちゃいそうだ。正直混んでなければ追加注文したかった。もしかしてこれは再訪のフラグか。 本日のデザートはそのままMRT淡水線に乗って、捷運石牌駅の水亀伯古早味さんです。観光客はあまり来ないけど駐在員さんたちが多いエリアらしい。本当は最終日に来る予定だったけど行列必至と聞いて、前倒しでやってまいりました。確かに混雑しているぞ。混雑していたけど回転は早い。 注文は水亀伯古早味さんおすすめの雙仙鬧奶(70元)です。 |
最初に言ってきますが雙仙鬧奶は最高です。見た目もきれいだ。イメージ的には黒糖味の刀削冰の右半分に杏仁を、左半分に仙草を敷き詰め、その上に紅豆、芋圓などを散りばめ、甘いミルクをぶっかけた感じかな。 具だくさんでまさに宝石箱や。食べてて楽しすぎるしウマウマです。芋圓もカラフルで、色ごとに抹茶味、サツマイモ味、杏仁味などと手が込みすぎております。水亀伯古早味さんご推薦だけある。注文に迷ったら、雙仙鬧奶を食うべきだと思います。 鼻歌交じりでホテルに戻る。 |
1日目 | 2日目 | 3日目 | 4日目 |
TOP | 台中・台北旅行記 (2018.12) |
台北 旅行記 ’18 (2018.6) |
台南・高雄の旅行記 (2016.7) |