18きっぷで繋温泉湯治旅行記 '22（3日目）
（2022年12月30日～2023年1月3日）

2023年1月1日（日） あけましておめでとうございます。 中途半端に寒い関東と違って、暖房のスイッチを切ると生死にかかわる東北の室内は快適です。薄着です。乾燥だけ気を付けています。暖房を切る勇気はありませんでした。窓を開けて空気の入れ替えなんて滅相もない。密閉上等です。

本日の朝ごはんはこんな感じ。イオンモールで買ったご当地パンやら。コーヒーは湯飲み茶わん仕様です。本日午前中の入湯記録は2回。 この湯治体験中、旦那の日常は駐車場の警備とバスの運行管理です。部屋の窓際に陣取り、ロデムの駐車場の出入りを勝手に警備・管理に勤しんでおります。

特にチェックアウト時の10時と、日帰り入浴の始まる11時、チェックインの始まる15時以降は重点警備中です。ガン見してバレて因縁をつけられると怖いのでカーテン越しにコソコソ監視しています。盛岡はアイドリング時間長めです。環境に配慮は感じられませんが、あの寒さの中で運転したら体が強張って危険だと察しました。想像ですが。 合わせて、繋温泉発着の岩手県交通のバスの時刻表と睨めっこし繋大橋の通過時間を注視しています。臨時運行管理責任者就任です。定年退職後は家の前の交通量調査に従事しそうな片りんを覗かせています。定年後の暇つぶしに目途が立ちました。

お昼ごはんはこんな感じ。お正月感はない。昨夜の残り物と納豆巻きにカップ麺を添えて。カットキャベツも添えて。旅の計画中に思い描いていた乱れた食生活のカッコ良さはもうない。

天気も悪くないので散歩してみた。歩いている人皆無。繋大橋を渡り、県道258号線を盛岡手づくり村の先の御所ダムまで3km強の道のり。歩道は凍結して滑るので車道を歩く作戦です。

せっかく散歩するなら目的があった方がいいと御所ダムでダムカードをいただきました。 我らが徒歩で出現したことにダムの管理人さん驚く。野ウサギ以上に冬場の徒歩はレアな存在のようです。せっかくなので雪国のダムの現況を申し上げると流入量、放流量、貯水量すべてが少なめでした。ダムも春を待っているんですね。

帰りは御所ダム沿いに雫石川を渡り、県道172号線を歩き、繋温泉唯一のコンビニ ファミリーマートへ向かおう。旅行の計画を立てた秋口は楽勝としか思えなかった距離も、雪道の状況は想定外でした。路面の凍結に気を付けて歩くと変な筋肉を使うぞ。果たしてつなぎ温泉の効能は筋肉痛に効果があったでしょうか。 散歩は続く。ファミリーマートからロデムの道中、つなぎ温泉観光案内所を左に折れ、やまいち手湯、ねこいし足湯、つなぎ源泉公園で温浴を楽しむ。 ほぼ宿泊客しか来ない温泉地につき公共の足湯などの施設は利用者皆無。そりゃ宿の風呂に肩まで浸かった方がいい。

普段の旅行だったら絶対立ち寄らないスポットが今回は貴重な観光スポットだったりする。しかし手湯や足湯を楽しむより宿に戻って普通に入浴したほうがやっぱりいいと思うのですが。 散歩から戻って冷えた体を温めるために入浴です。筋肉痛に効果があるかロデムの泉質を確認しました。泉質は単純硫黄泉、アルカリ性単純温泉です。効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、疲労回復、皮膚病、糖尿病などなど。筋肉痛ビンゴです。おまけに炭水化物だらけの乱れた食生活に糖尿病の効能はちょうどいいそ。

今夜の夕飯はファミリーマートで買ったチキンカツ弁当。揚げ物に白米というわんぱくメニューです。カップ麺に依存した食生活をしていたらチキンカツに涙が出そうでした。チキンカツで泣ける男がいることをお見知りおきを。 昨夜、深い眠りに落ちたせいか初夢を見逃してしまった。初夢で見ると縁起が良いものに「一富士二鷹三茄子」とあるけれどこの続きがあるらしい。「四扇五煙草六座頭」、夢の中でもタバコ臭いのはちょっとお断りだ。一方の扇と座頭が出る夢の設定は実に興味深い。