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ホーチミン・ムイネー旅行記(3日目)
(2015年12月29日〜2016年1月4日)


2015年12月31日

しんちゃお。カーテンから漏れる薄日、に気づく前から目覚めてしまうワタクシ。嫁を起こすまいと外のバルコニーでたたずみながらタブレットを起動する。

よっMr.Tablet!ちょっと前だったら文庫本とか読んでたのにな。あっこれが中庭だ。
ムイネーでは、正確に言うとここはファンティエット地区らしいけど、観光といえば定番以外のものはあんまない。嫁はレンタバイクを借りろという。25年ぶりにバイクなんか乗れるだろうか?

とりあえず嫁にネガティブ情報ばかり吹き込み、ぶらぶら歩いてシンツーリストのムイネーオフィスでツアーを確認。

グループツアーだとフィッシングビレッジ(漁港)、ホワイトサンデューン(白の砂丘)、イエローサンデューン(黄色の砂丘)で3時間コースひとり138,000ドン(7ドル)、プライベートはそこにスイティエン(妖精の渓谷)が付いて4時間、料金は人数によってってとこでした。スイティエンをどうするかだけど、ヒマな旅行者なのでグループツアーを申し込んでみた。出発は14時。
とりあえず予定も立ったので、シンツーリストの近くでバインミーの朝食。

おばちゃんがスペシャル推しなのでそれと玉子のバインミー、カフェスアダーを。
バインミーはオーブンで焼いたバゲットにレタスやキュウリ、トマトがたっぷり入ったやつで、スペシャルはふわふわの玉子焼きとチキンの親子丼仕様。カフェスアダーはインスタントっぽい。

おいしいか心配するおばちゃん。安心してください、おいしいですよ。ワタクシのキュウリを強奪して食した嫁を目撃したおばちゃん、すかさずキュウリ2本8切れサービスしてくれました。ありがとうございました。

朝食が終わったのは9時半、ツアーは14時。さて4時間どうする?どうするんだ?

ハンモックで寝転んでみた。そんでホテルの中庭のベンチに陣取り、ニワトリを観察して、ウサギに指を甘噛みされ、犬に尻を向けられたのだ。ベトナム版桃太郎だな。
12時半、目覚ましが鳴る。

午睡を楽しんじまったようだ。昼食は朝の散歩のときに見つけといた店に行ってみた。観光地っぽくメニューが豊富で、何かの専門店じゃない分だけ何がおいしいのか注文するのに困る。

そんなときはフライドライスと揚げ春巻き。無難すぎる。
食後少し時間があったので、フルーツジュースの店へ。

注文時に「No sugar?」と聞いてくれるだけあってなかなか本格的な感じで、ってか余計なことをしない潔い味でなかなかよろしいです。

注文はマンゴーとパッションフルーツ。マンゴーはまだ熟していない感じで、パッションフルーツは酸味がハンパない。砂糖を入れたらもっと飲みやすいんだろうけど、これはなかなか難しい問題だ。

14時、マイクロバスみたいなバスでツアー出発。ガイドさんがツアー参加者の一体感を高めるためか参加者の国を大声で聞いていく。日本2名、韓国3名、中国5名、マレーシア1名、ベトナム5名なり。

そしてガイドさんがスケジュールを確認がてら説明すると、早速お国柄が発揮される。

「スイティエン(妖精の渓谷)に行かないのは話が違うぞ!」と威嚇まじりの大声で吠える韓国人。

「イエローサンデューン(黄色の砂丘)でサンセットが見れないなんておかしいだろ!」とツアーキャンセルをほのめかす中国人。

静かに「中国人よ、韓国人を連れて、是非ツアーをキャンセルしてくれ」と願う日本人(ワタクシ)。
そしてそんな空気のままフィッシングビレッジに到着。

声の大きいグループから離れて「まるで江戸に黒船が来た感じだね」と適当な会話をしていたら、マレーシア人が写真を撮ってくれとやって来た。苦手なiPhoneだ。

この時代でもガラケーを平然と使っている我が家には触れたくないマシーンだ。ワタクシはアゴで嫁にその大役を譲る。嫁がiPhoneを構える。指がレンズにかぶってるとマレーシア人からのダメ出し。ふふふこの役立たずめ。

バスが次に向かったのはホワイトサンデューン(白の砂丘)。中国人と韓国人はバスに乗っている。さっきの威勢はどうした?
ホワイトサンデューンの滞在時間は40分。4ヶ月前にサハラ砂漠に行ったワタクシでさえ感動してしまった。大きさは敵わない。底なし沼のようなサハラ砂漠に比べて、このPOPさはヤバイ。そこにネガティブな印象はなく、おごそかだった気持ちもここでははしゃぐ思いしかない。ラクダはバギーに代わり、砂漠というよりもスケールハンパない砂場としか言いようがないぞ。

さあ40分、行けるところまで行こうと早足のワタクシたちに同調するかのように付かず離れずなマレーシア人。そのはしゃぐ笑顔を見て思った。

彼は中国人と韓国人を避けてこの日本人に寄せてきているぞ。。。

マレーシア人が駆け寄ってまたしてもiPhoneをワタクシに手渡し、白い砂漠の上に寝転び写真を撮るように促す。今度はワタクシが撮った、撮りまくってやったぜ。

その後もはしゃぐ。ワタクシの求めていた砂漠はこれだった。青い空にキラキラ輝く砂。サハラなんてずっと砂嵐吹きすさんで厳しさしか教えてくれなかった…。

そして55分後、バスは次の目的地イエローサンデューンに向かう。

そう15分遅延だ。中国人と韓国人の反乱かと思ったがそうではない。それまで存在感の薄かったベトナム人がまさかの15分遅れでアイスキャンディーをかじりながらバスに戻ってきたのだ。反省の色はなし。
イエローサンデューン到着。

バスから降りると砂ぞり用のプラスチック板を持った子供たちが駆け寄ってくる。ここでの滞在時間は20分、早足で砂漠を駆け上がるワタクシのもとにマレーシア人がiPhoneを持って近寄ってくる。そうかそうかまた撮って欲しいのかと思っていたら、マレーシア人がホワイトサンデューンで撮った画像を見せ、

お前の撮った写真はお前の指しか映ってねえだろ!!!

と悪態をついて笑顔で走り抜けていった。そうかレンズに指が掛かっていたのか・・・ワタクシは自分の不甲斐なさとマレーシア人への償いを感じ、足元の安全を確認してヒザから崩れ落ちたのだった。

そんな涙で濡れたイエローサンデューンですが、ホワイトサンデューンと比べると規模はしょぼいけど、夕日に照らされた砂の風紋はなかなかでした。新郎新婦も入場です。

そして35分後バスはシンツーリストへの帰途についたのでした。そうさらに15分遅延した。中国人が計ったようにホワイトサンデューンでのベトナム人と同じ15分遅れでバスに戻ってきたのだ。

結果的に当初の目的だった夕日を満喫できたのか中国人はしたり顔で戻って来たのであーる。
ツアーの結論、両方の砂漠はゆっくりできなかったけど短すぎるわけじゃなかった。ただ協調性のない人たちと行動を共にするのを楽しめるかどうかかな。

夕食は18時半、前日に混雑していたBOKE Mr.CRABへ。数あるBOKEの中では造りは簡素だけどお値段は安い。混んでるわけです。
注文は蒸しイカとショウガとネギの炒め物と空芯菜、あとは野菜スープ。

もう大満足。空芯菜は鉄板なんで言うことはないけど、イカの炒め物がマジうまい。前日はBBQで香ばしうましだったけど、蒸しの方が旨みが凝縮されて身のぷりぷり感と合い間って鼻息注意報発令しましたよ。ああ絶品。
このイカはBBQ用の大きいのじゃなくて小さいイカを使用してるみたい。

野菜スープの画像はない。だって催促しても提供されるの遅すぎ。他のものをとっくに食べ終えてから来たんだもん。

本日は12月31日大晦日。BOKEの周りにもクラブが2軒あって、今夜はHAPPY NEW YEAR PARTY開催中。静かな町、開放的な店構え、いつもは聞こえないだろうHIP HOPな喧騒がホテルの部屋までかすかに漏れ聞こえてくる。今夜は町ごと眠らせないつもり?

そう言えば、iPhoneの件でマレーシア人に迷惑を掛けたけど、マレーシア旅行中、おばちゃんの指入り汁そばを謹んで受け入れたことを思い出した。我ながら心の広さに感心して夜は更けていく。


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再サイゴン・ムイネー旅行記的食記(2016.12)