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ホーチミン・ムイネー旅行記(6日目)
(2015年12月29日〜2016年1月4日)


 
 
 

2016年1月3日

思い残すことも嫌だけど、食べ残すのも嫌だ。朝一でサイゴン大教会の前を通り過ぎる。4回目だ。この滞在であと2回ここを通ることになる。

覚悟はしていたけど日曜日daily breadは休み。その先の開店直後のキムタインに向かう。さわやかなエアコンのいらない朝、しかし汗だくのニッポン人登場に急いでエアコンを入れるキムタインさん、お世話になりまーす。
 
 
注文はヨーグルトとヨーグルトドリンク、ミルク、ツナのバインミー。

バインミーはパンだけじゃなくてツナも温めて提供される。その風味豊かなパンを手で引き裂いて自分でツナを挟んで食う。ほわ〜んとウマい。ほわうまんちょだ。
ヨーグルトとミルクの旨さはもう言うまい。たかがミルク、されどミルク、もう一杯ミルクだ。これは自然の甘みなのか、ほんのりした甘みでニヤニヤが止まらんぜよ。

店を出てもニヤニヤが止まらず、店前のインターコンチネンタルのイケメンホテルマンに「荷物に気をつけなさい」とやんわり緊張感の無さを指摘される。



大変です、サイゴン大教会の前で袈裟姿の坊さんが自撮りしています。

最後の両替はベンタイン市場の西門前のもうひとつの両替所へ。5千円でお願いしやーす。
根拠のない結論、両替はどこ(空港含む)でやってもほとんど変わりなし。ただ一挙にやるとドンがお祭り状態になるのでこまめにやった方がよろしい。お祭りだけにどどんでどん。

いったんホテルに戻って、チェックアウトの12時まで粘る。シャワーも浴びた。そして荷物を預けて飯を食いにタクシーに乗る。ブルジョワすぎる。

向かったのはbanh xeo 46a(バインセオ46A)。フォーも一回しか食ってないし、他にも食いたいものはたくさんあるんだけど名物なら食っておかなきゃならんという心意気でやって来ました。あっタクシーで。
 
 
注文はバインセオと春巻2本。絶賛です。さすが名物です。ウマウマで食べている最中にお替りを考えましたもん。

そんなバインセオ、海老、豚肉、もやしなんかが入っていて結構大きいです。皮がパリパリで香ばしい。これを香菜で巻いて甘酸っぱいタレに付けて食べる。笑う。笑う。うなずく。笑う。葉っぱによっては味変もあって、ここへ来て葉っぱの面白さに気づく。ダメだ、葉っぱなんか誉めてる場合じゃない。バインセオ誉めます。
 
 
バインセオ46Aの帰り、観光客らしくタンディン教会を見て、「あーステキだねー」と棒読みを試みる。
ここからは少し歩いて、某所の前を視察する。なるほど。そういうことか。

デザートはChe Nam Bo(チェーナムボ)。女子のように言ってしまおう。デザートは別腹よ!汗だくだ、乾季でも汗だくだ。注文はバインフラン(プリン)と冷たいチェーと温かいチェー。
 
 
バインフランは、コレよコレコレ探していたものはコレと言いたくなるほどウマし。フワッとクリーミーなご本尊にビターなコーヒーっぽいものがかかってる。

冷たいチェーはミックスチェー、日本人仕様か小豆とタロイモとココナッツミルクで甘すぎずサラッと飲めて美味です。でも温かいチェーの方がワタクシは好きだ。「もち米と白豆のチェーココナッツミルク添え」というレストラン風にネーミングされたこのチェーに出会えて良かった。もち米の食感とかも良かったけど、たぶんココナッツミルクが気に入ったんだな。

この後、ワタクシタチはホーチミンでの食い倒れ観光の壁にぶち当たる。

ホーチミンの中心地で食い倒れるのは結構容易だ。観光名所もある。ショッピングも出来る。ホテルに戻るのも有りだ。しかしこのベンタイン市場から10分くらいタクシーでやって来なけりゃならないエリアは食べたいものは多いのにそれ以外がない。そうワタクシはこのエリアの地図を開き十津川警部なみに悩んだのだ。

バインセオ46A、PHOHOA(フォーフォア)、Quan 94(クアン94)。この3店をどうにか一回で制覇できないかと。その結果、フォーフォアは諦め、昼はバインセオ46A、夕飯はクアン94にしようと思った。しかし腹が減らん。12時バインセオを食った。パンパンだ。チェーナンボでは時間を潰せず13時半に退去した。この後クアン94に行ったのは16時。

この2時間半が辛かった。しかしハイランズコーヒーの店員さんも辛かっただろう。2時間もカフェスアダー1杯で日本人に粘られては。でもワタクシも辛かったんです。寒くて。
 
 
そんなわけで大変お世話になったHIGHLANDS COFFEE(ハイランズコーヒー)さん。

氷を溶かしてコーヒーを飲むのがいいらしいが店内が寒くて2時間経っても氷は溶けん。せっかちなワタクシは水で割って飲んでおりました。ある意味で、1杯で二度おいしいです。
 

 
そして凍えきったカラダでお伺いしたのはカニ料理のQuan 94 goc(クアン94ゴック)さん。

16時でもお客さんわんさかいます。注文はソフトシェルクラブと炒飯、カニのスープ。
 
 
脱皮直後のカニを揚げたソフトシェルクラブやわらかい。ちょっと衣が厚くて、カニの身が淡白なので衣が強いかな。とか言いつつ、揚げ物と香草がよく合うし、甘酸っぱいタレが激ウマで食が進みまくるんですけど。

カニ炒飯は蟹肉どっさり、こんなにって感じのチャーハンで大満足。味は少々薄めだけど、これが逆にありがたい。日本人好みに醤油をちょろっと垂らせば風味が増してさらにおいしいぞ。

蟹のスープこれは大絶賛もの。やさしい薄味だけどその薄味の向こうに生き生きしたカニがいて、その深みを味わってむふふしてしまいましたよ。
 
 
しかし順調だった旅に試練が訪れる。腹痛ではない。雨だ。たかが雨さ。

クアン94を出ようとしたらざあざあ降り。しばらく店内で雨宿りして外に出た。スコールかと思った雨は全然降り止まず。タクシーで帰っても良かったんだけど、時間もあるし軒下もある。日本でほとんど経験しなくなった雨宿りを楽しむことにした。

雨宿りをハシゴして最後(6回目)のサイゴン大教会まで辿り着いた。ここからは余ったドンと時間をスーパーで使いまくるのです、嫁が。
 
 
ホーチミン最後の悪あがきはニューランでしょ。ここで空港での小腹用にバインミーBBQバゲット版を調達。シントーを飲みながらアイスまで食う。
 
 
ホーチミンで5回バインミーを食ったけど、やっぱりニューランとヒュンホアがいいね。

好みの問題だけどニューランが一番好きだ。根拠の無い比較をすると、パンはヒュンホアが断然おいしいし、肉も質量とも頑張ってる感じ。だけどヒュンホアは肉々しくて、野菜とのバランスがちょっとニューランに劣るかな。

ニューランは素朴であるけどナマスが効いていてまた食べたくなるんだよね。ただの野菜好きの意見でした。
 
 
それでは、帰りま→→→→→す。

NH832 ホーチミン23:55⇒成田7:25(+1日)


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