ホイアン・ダナンの旅行記(6日目)
(2019年4月27日~2019年5月5日)
ダナン2日目 青菜に塩、朝っぱらからこのことわざが頭の中をループする。青菜に塩、意味は「生き生きしていた青菜に塩をふりかけると萎れてしまうことから、ものごとがうまくいかず、元気がなくなった人の様子」らしい。ワタクシの頭の中ではこの旅行中に3回食った青菜(空心菜)の思い出がよぎっていた。 やっぱ塩加減は大事だな。 |
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朝食はホテル。朝食なしプランで予約をしたんだけど、チェックイン時に朝食券をいただいたのでご相伴にあずかる。ダナンでの源氏名がラッキーさんだった。 メニューは欧米人好きのものからローカルの麺料理などなどのビュッフェ。ワタクシはブレずにフルーツ食ですよ。スイカ、マンゴー、パッションフルーツ。マンゴーはもちろんお替りしたぞ。 あらためましてダナンでやりたいことは「買い物」です。前日はメーデーで休業中も多かったから本日それ実行です。とか言いつつ、欲しいものはガックフルーツのサプリメントだけですよ。 ガックフルーツは、ベータカロテンがニンジンの10倍、リコピンはトマトの70倍という栄養価で、他にもビタミンA、ビタミンE、亜鉛も非常に豊富なスーパーフルーツらしいです。おっさんのくせに最近加齢に抗っておりますの。ごきげんよう。しかもホイアンで買ったのはDHAが入っていなかったらしい。 |
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もう結果だけ言おう。店舗によってお値段は違って、6万ドン、6.3万ドン、6.5万ドン、7万ドン、7.5万ドンって感じでした。7万ドンの店は値段を聞いてサクッと帰ろうとすると引き留められて6万ドンまで値引きしてくれたけどな。 そんな買い物の途中、ダナン名物のブンチャーカーを食べようと思った。でもどの店がいいのか迷う。口コミを見ても、だいたい3店舗に限られていて、そもそもバインミーやフォーのように食べ比べる人が絶対的に少ないのかもしれん。 そんな中、Bun Cha Ca Ong Ta(ブンチャーカーオンター)さんとBUN CHA CA BA PHIEN(ブンチャーカー・バーフィエン)さんで最終的に迷っていたら、トマトの酸味が感じられるスープの店があるというのでそっちに行くことにした。Bún Chả Cá 109(ブンチャーカー109)さんです。 |
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注文は、ってかメニューはブンチャーカーしかないぞ。 ブンチャーカーとは、牛、豚、魚の骨、トマトや野菜からダシを取ったスープに、魚のすり身揚げ(さつま揚げ)がたっぷり入った麺らしい。 スープは動物系の出汁やキャベツの甘みなどいろんな旨味が出ていてコクがあるのに、トマトの甘酸っぱい酸味もあってさっぱりしててウマウマですよ。トッピングのさつま揚げは味濃いめ。バランスってやつなんですね。酸味がたまらなく食欲を増進して、食傷気味だったのに食える食える。ブンチャーカーってさつま揚げのほうがフィーチャーされがちだけどやっぱスープが主役ですよ。 ベトナムでワタクシの精神安定剤と言ったらチェーです。そうブンチャーカーを食ったあと迷わずChè Xuân Trangさんに行きましたよ。 この店は間口が広くて、他のチェー屋さんと比べて入りやすい。 注文は迷わずチェー・タップカム(che thap cam)と紅豆のチェーです。タップカムとはミックスという意味で、紅豆、黒豆、ココナッツ、タロイモなどいろいろな味を楽しめる優柔不断な人間にはピッタリなのです。まあ嫁がそれです。ワタクシは男らしく紅豆一筋です。 |
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味は全体的に甘いんだけど、氷のシャリシャリ感とトッピングによる味の変化が楽しめて好きなんだよね。暑い国にいると甘いものを食うのに罪悪感なんてなくて、栄養ドリンク的なパワーチャージってやつだな。 日本でバインミー屋があったら行くかもしれないけど、チェー屋には行かないけどね。 |
ホテルで作戦会議。もう少しガックフルーツのサプリメントを買うべきか?それならば両替が必要だぞ。両替はハン市場横まで行かねばならん。その前に糖分補給だなと、ホテルの近くの人気のジェラート屋Boulevard Gelato & Coffeeさんに行ってみた。 |
店内はベトナムらしからぬお洒落感な雰囲気。2階の客室には冷房も完備されていてゆっくり休む人にはいいかも。我が家はホテルで涼んで来た後だったので、1階の窓枠を利用した半アウトドアの席でダナンの風景なんか眺めながらジェラートをいただきました。普通にウマし。 ダナンの町に来て思ったのは、これはダナン大聖堂のエリア限定かもしれないけど、ベトナムらしい喧噪ってのがなくて静かなんだよね。歩道もあって歩きやすいし、街路樹が多くて日陰も多い。きれいな街。平穏です。 |
ちなみにダナンの両替事情はハン市場横の宝石商がいいみたい。Tiệm vàng Soạn Hàとお隣りのタムシン ゴールドショップ1(Tiệm vàng Tâm Thịnh 1)。ほぼ同じレート。今回はレートの悪い店も、良い店に行こうとすると良いレート(同じレート)を提案してくれたけど、これは店員の器量の違いもある。まあでも空港とかよりレートはかなりいいですよ。 夜ごはんは、昨日と同じ店Hải Sản Bà Thôiさんです。 昨日、帰り際にメニューの写真を撮り、その研究の成果を試すのです。 しかし誤算でした。昨日の店の兄さんは英語が通じたのにこの日の姉さんは英語無理。こうなったら昨日食べた海鮮チャーハンとハマグリのレモングラス蒸しの画像を見せ、ひとまずOK。次に英語メニューにはないけどベトナム語メニューにあるイカ炒めなるものを注文してみた。 我が家はイカが好き。英語メニューにはイカのBBQと茹でイカしかないけど、ベトナム語メニューにはイカの炒め物っぽいものがあったのでそれをチャレンジしてみた。想像ではイカと野菜を炒めたもの。 |
まずハマグリのレモングラス蒸しが来た。そして次に来たのが、まさにそのイカ炒め。嗚呼想像以上。食材はイカ、トマト、パプリカ、パイナップル、タマネギ、青菜などバラエティーすぎるだろ。味付けもウマウマ、もう間違いないでしょ。 そして一番楽しみにしていた海鮮炒飯を食う。お会計は時価で少々ビビりましたが、相変わらず激安でした。 シーフード店の帰り道、お腹はいっぱいでも後悔はしたくないとバインミーを買いに行った まず日本人に人気のBahn Mi Quyuh Anhさん。近寄ると、嬉しそうに屋台の側面に貼られた日本語メニューを指さす。牛肉のバインミーと豚肉のバインミー。いやいやいやチキンが食いたいわけで、屋台に書かれた「GA(鶏肉)」の文字を指さしてみた。無無無。景品表示法違反であーる。 ワタクシは諦めた。ダナンはバインミー不毛の地(思い込み)なのであーる。バインセオバーユンさん一強じゃねえか。 しかし諦めきれない人もいるようだ。ホテルの近くに常に賑わっている店があって、いい匂いもして、それが昼間食ったブンチャーカーを取り扱う店と知って、鼻息を荒くしていたのは嫁である。 そんなわけで、ブンチャーカーの店Bun Cha Ca Ba Phienさんに行ってみた。日本人率25%。ガイドブックにも載っているみたいだな。ブンチャーカー109さんはさつま揚げ一筋だったけど、ここはトッピングがいろいろ選べるみたい。まあ普通のさつま揚げのブンチャーカー注文してみましたが。 |
着丼してスープをすすって、嗚呼なるほどなって感じ。同じブンチャーカーでもブンチャーカー109さんとは全然味が違うぞ。こっちはクセがあるというか、魚の主張が強いのかな。向こうはトマトとかキャベツの旨味が魚臭さを消していた感じ。もうこれは好みの問題だな。 せっかくブンチャーカーを食うんなら魚を強く感じたければBun Cha Ca Ba Phienさんがいいのかもね。嫁は自分の食欲に辟易してたけどな。 夜は更ける。最後に食ったブンチャーカーの記憶は捨て去り、シーフードの思い出に浸り眠る。明日はハノイだ。 |
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