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冬の北海道 札幌・旭山動物園旅行記

(2009年1月24日~2009年1月26日)

★ 1日目 ★

 

 

冬の北海道 札幌・旭山動物園旅行記 3年ぶりに北海道に行って来ました。

白銀の世界キラキラです。

雪を楽しんできたんです。

海外旅行に行くよりも簡単で大胆に別世界体験が出来るなんて冬の北海道ってスゴイです。

今回の旅行はJALを利用したパッケージフリーツアーです。マイレージ獲得を考えればANAですけど、やっぱり値段とパッケージ内容が1番で、今回のツアーには飛行機、ホテル、朝食、旭山動物園の入場料及びバス代他もろもろの驚愕のボリューム感たっぷりのツアーだったんです。
冬の北海道 札幌・旭山動物園旅行記 まずは順調に羽田空港から新千歳空港に飛びました。

機内のアナウンスは到着地の気温をマイナス6度と伝え、それを聞いた乗客たちは声を漏らし、個人的にはかなりのワクワク感が盛り上がってまいりました。

そして、無事新千歳空港に到着です。

新千歳空港から札幌駅までの電車も雪化粧で運行中なんです。
車窓から見える景色はまさに白銀の世界で、アイスバーンをクルマはガンガン走行し、家の玄関は2重構えで、屋根の角度は鋭角で、なんか電車に乗ってる僕はサファリカー状態でした。
冬の北海道 札幌・旭山動物園旅行記 札幌駅に到着です。

ここで突然30分のフリータイム決行です。嫁を強引に駅ビルに送り出し、僕はひとりで駅に残って、お目当ての寝台特急「北斗星」の札幌駅到着を待つんです。はい、元鉄オタの血が騒ぐんです。

そして待つこと30分、北斗星は定刻通りに現れず、駅員に詰め寄ると、22分遅れてますなんて言うもんですから、フリータイムは30分延長された次第で、こんなとき一方的に送れる携帯メールのありがたみを味わったのでした。

し、しかし、遅れてやってきた北斗星のヘッドマークが半分雪で覆われていたのは、かなり微妙です。
冬の北海道 札幌・旭山動物園旅行記
そんな中、一方的に待たされていたかわいそうなはずな嫁は、大丸の地下の北菓楼でお土産用のバームクーヘンを物色しながらもピスコットを購入し、たまらずベンチに腰かけて半笑いで頬張ったそうで、嫁からは

『中のクリームがフワフワで、甘くなくて濃厚で、それでもやっぱり濃厚で、口溶けがよくて、おいしいとしか言いようがないの!なんて言うのかな、鼻に付くウマさ!ほのかな甘み?』

という支離滅裂でお粗末な報告を受けております。

冬の北海道 札幌・旭山動物園旅行記 そんな、買い食いしている嫁と合流し、JRタワーステラプレイスの6階にある回転寿司の根室花まるに行ってきました。

回らない寿司もいいんですけど、やっぱり気楽に回転寿司が大好きなんです。

根室花まるは人気店で行った日もお昼前にもかかわらず65分待ちでした。店頭のウェイティングリストに名前を書いて駅ビル内をぶらぶらして時間をつぶしました。

嫁よ、君が真っ先にここに来て名前を書いてから北菓楼に行ってピスコットを頬張っていれば、僕たちはこんなに待たなくても良かったんじゃないでしょうか・・・。北斗星に夢中になっていた僕が言えたことではありませんが・・・。

そして60分後入店です。

で、ここで改めて気付いてしまったんです。普段から回転寿司に行っても、イカとタコと貝類とオクラ納豆とかの面白軍艦巻きが大好きで、高級なネタが苦手な夫婦に北海道のウマイ寿司ネタはいかにも不釣合いで、お気に入りのそんなネタは北海道ではあまり回転してなくて、回転してるのは北海道っぽいものばかりで、北海道では邪道なネタが好きな夫婦は近所のスシローがお似合いで、そんな完全アウェーにもかかわらず自分のスタイルを守りつつ、僕は根室のさんまを、嫁はなぜかイカのげそ揚げを気に入ってしまいました。

ちなみに、このイカのげそ揚げは136円でボリューム感たっぷりで、これで生ビールが2杯は飲めそうなおいしさでした。

北海道でたくさんおいしいものを食べたい人は、回転寿司で量を調整するのもいいかと思いますよ。

ちなみにお値段が気になる人に目安となる情報です。値段はお皿の色によって違いますが、この画像の中には136円と189円と231円と273円のお皿が含まれています。

冬の北海道 札幌・旭山動物園旅行記
冬の北海道 札幌・旭山動物園旅行記
冬の北海道 札幌・旭山動物園旅行記 昼食後は荷物を置きにホテルを向かいました。

駅前大通りを歩きながら、赤レンガの北海道庁旧本庁舎をチラ見して、札幌大通公園まで南下したら、札幌大通公園は約10日後に迫った雪まつりの準備に追われていました。

それから、テレビ塔をぐるっと回ってこの旅行中お世話になるホテル札幌後楽園ホテルに到着です。

このホテルは大通公園沿いにあってチェックインが13時、チェックアウトが11時で旅行者にはありがたいんです。

冬の北海道 札幌・旭山動物園旅行記 一旦、ホテルで休んでしまうと暖かさと居心地の良さに外出するのが億劫になりますね。

次は本日のメインイベントである藻岩山に市電で向かいます。

藻岩山まではタクシーもいいんですけど市電もなかなか生活感があっていいんです。のんびりできますよ。

料金は一律170円ですが、土・日・祝日に限って一日乗り放題で300円チケット(どサンこパス)があるので、運転士さんにこのチケットを発券してもらいました。そしたら、『帰りも市電使うんですか?』って驚かれました。観光客はあまり市電を使わないんでしょうか?
冬の北海道 札幌・旭山動物園旅行記  
藻岩山へのロープウェイから眺める札幌市内です。

藻岩山のロープウェイ乗り場では無料でベンチコートを貸し出しています。「防寒>見た目」な人は遠慮なく借りちゃいましょう。

運賃は通常1100円ですがツアーのクーポンを使用して900円です。

もいわ山ロープウェイの他にさっぽろテレビ塔や大倉山ジャンプ競技場に行く人はさっぽろセレクトというお得なチケットがおすすめですよ。
冬の北海道 札幌・旭山動物園旅行記 はじめまして、これが藻岩山名物の雪上車『もーりす号』です。キャタピラが付いていて、斜面を力強く登っていきます。

藻岩山に雪が積もった期間限定でこのもーりす号がロープウェイの山頂駅から山頂展望台まで無料(ロープウェイ料金に含まれている)で送迎してくれます。

モーリス号には2種類あってこのインドアのバスタイプと、北欧製のソリを牽引するアウトドアタイプがあるみたいですけど、この日は残念ながらインドアタイプだけでした。
冬の北海道 札幌・旭山動物園旅行記 藻岩山山頂の展望台から札幌市街の風景を眺めました。

夜景だけを見たければ夜来ればいいんですが、わざわざ日の入り前に来ました。この雪で飾られた街並みと、だんだんと暗くなっていく街並みを見たかったんです。

真っ暗な中で夜景を見ても冬の景色なのか夏の景色なのかわからないと思ったんです。せっかく冬に来たんだから、冬らしい風景を感じたかったんです。移ろいゆくこの時間帯の風景は神秘的でした。

山頂には1時間半くらいいましたが、ほとんど暖かい売店の休憩室に居座って、15分おきくらいに展望台に行って藻岩山からの風景を楽しんでいました。寒さを忘れるくらいの美しさですが、寒さを忘れるほど世の中は甘いものではありませんでした。

この日の日の入り時間はおよそ16時30分。僕たちは16時からここに来て、17時半くらいには帰りましたが、この日は17時から18時に来る人が多かったですね。

藻岩山に行くことが決まってからは、札幌テレビ放送(STV)の藻岩山のライブカメラを随分と参考にさせてもらいました。
冬の北海道 札幌・旭山動物園旅行記
冬の北海道 札幌・旭山動物園旅行記 藻岩山で冷えた体には、やっぱりガツンと味噌ラーメンです。市電ですすきのに戻り、本当は醬油屋一平でたまり醤油のラーメンを食べる予定でしたが、勘違いをして「みのや(美乃家)」に行ってみました。

おいしい噂を聞いていたにもかかわらず、入店時の客数1にかなり動揺しました。もしかして、もしかしてなのか・・・。
不安を隠しながら焙煎味噌(上)と焙煎しょうゆ(下)をひとつずつ注文。

ラーメンを作り始めると、厨房からは挽き肉と野菜とニンニクを炒めたパンチのあるいい匂いが漂ってきて、なんか安心してウンウンと自然と頷いてしまいました。

で、出されたラーメンを見て、おーー繊細そう!!!
と思ったのもつかの間勢いよくガッツリ食ってウマイ、そう思いました。麺はモチモチして麺によくからみ、細切りの玉ねぎの甘みが麺やスープになじんで本当に繊細な味だなって思いました。

でも、気付いてしまったんです。あのニンニクのパンチの効いた匂いは何処へ・・・。
そして、食べ進めていくと繊細だと思っていた味がまろやか過ぎるんじゃないかと思い始め、ガツンを期待していた分それは個人的には残念で、でもマイルドでいいんじゃない、そう思ったラーメンでした。

味噌よりも醤油の方が焙煎色が強くて、あとを引くウマさだったのはたまたまだったのでしょうか?
冬の北海道 札幌・旭山動物園旅行記
冬の北海道 札幌・旭山動物園旅行記 今回のツアーのチケットが自宅に届いてから驚いたことがありました。それはなんと、札幌のいくつか指定の店舗でケーキセットが食べられるクーポン券が付いていたんです。

付いていたクーポンは2名様分、ケーキセットなんか食う余裕のない僕と、甘いもの大好きな嫁の利害は見事一致したんです。

画像はラーメンの後、札幌グランドホテル・ロビーラウンジ「ミザール」で甘いものを補給した嫁のケーキセットです。夜、ひとりでホテルのラウンジでケーキを食う嫁は尊敬に値します。
冬の北海道 札幌・旭山動物園旅行記 体が温まったところで、夜の散歩です。
大通公園はさっぽろテレビ塔とさっぽろホワイトイルミネーションの夜景が雪に反射して幻想的できれいでした。空気が澄んでいるのでビビットな感じもあります。

でも、この時期は雪まつりの設営中で立ち入り禁止区域が多かったです。

で、大通公園を歩いて嫁をホテルに送ってから

『ゆっくりお風呂に入って温まるんだよ』

なんて言いながら、僕はにじ会(肉汁を楽しむ会)の会場に急ぐのでした。
冬の北海道 札幌・旭山動物園旅行記 今回のにじ会の会場は「味の羊ヶ丘」です。はじめにだるまの本店と支店に行ったんですが土曜日ということもあって行列で、ジンギスカン屋の新規開拓でこの店に行って来ました。

ウマいっす!たぶんウマいっす!!!

でも、肉がもも肉で淡泊すぎて旨み(脂)が少なくて、なんか残念でした。野菜も食べ放題ですが、モヤシとキャベツの肉汁の吸いが芳しくなく、タレもオリジナリティーがなく、なんか妥協っていけないんだなと思い知らされた夜でした。

もも肉じゃなくて肩ロースを頼めば良かったのか?

 


 


 
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