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チェンマイ・バンコクの旅行記 '19(8日目)
(2019年8月9日~2019年8月18日)



 

2019年8月16日(金)

バンコク2日目、寝汗で目が覚める。ふと有名人の名言が思い出される。指原莉乃の言葉だ。「ピンチの時に前向きに頑張っていると、周りの人が評価してくれるんです」、名言とは厳しい状況に置かれた者だからこその言葉なのかもしれない。

指原のこの名言を発したときの状況を想像してみた。オトコがらみのスキャンダルじゃねえか。
 

BTSの中である。本日はBTSワンデーパスの一日。そうKLOOKで買ったやつ。KLOOKで発行された紙のクーポンがこちら。これをBTSの駅カウンターで普通のワンデーパスに引き換えるのだ。

BTSサパーンクワイ駅からトンロー駅までの移動中、自分に今日一日降りかかるかもしれないピンチについて考えていた。指原の名言のせいだ。激辛の食べ物(ピンチ)を前向きに頑張って食べたら、周りの人は評価してくれるのだろうか?評価だったらいい、喜んでもっと食わされるかもしれない。ピンチは迎えに行かない方が得策のようだ。

そんな人生訓をココロに刻みながらトンローの駅に降り立った。

まずは駅近くの名もなき屋台のコーヒーをいただこう。おそらく名はある。ただ名を尋ねる勇気と語学力がない。そんな臆病者にもここのコーヒーは優しくウマいのだ。


よーし朝食だ。最近はトンローとプロンポンの中間地点にある、ディープなセーウさんに行ってたんだけど、歩くのが嫌になったんでトンロー駅近くのセーウさんに行ってみた。どっちに行っても注文はセンレック・ナーム・トムヤムです。
 

ここのトムヤムはマジでウマい。見た目トムヤム感はないけど酸味が強めで後を引いちゃう旨さなのだ。いつも思うんだけど、セーウさんは大元のスープが旨いんだろうな。トンローのセーウはスープの量も多く、ルークチンなどのトッピングも多く、この1杯でお腹が膨れていく。プロンポン寄りのセーウさんもいいけど、これからはプロンポンのホテルに宿泊していても、トンローのセーウさんに来ようと思いました。バンコクに来たらここのこれはマストです。



腹が太ったらお次はプロンポンでお買い物です。まずは開店時間8時のフジスーパーに行き、次に開店時間10時のエムクオーティエとエンポリアムに行く。これはルーティンなのだ。


買い物のあと、腹よ減れ減れと念じる夫婦はBTSアソーク駅にいた。そこから10分強、内臓を震わすような歩き方で最後の悪あがきをして辿り着いたのはMidtown Asokeの隣の屋台村(フードコート)なのだ。食べるものは行く前から決めていました。トムヤムクン、ソムタム、ラートナー以上です。売り切れてたって別のものを探す気はない。腹が減らないから売り切れを願っている節もある。

そして噂では昼過ぎに売り切れになることもあるF9のラートナーの屋台(Zoon-1)を目指す。ラートナーのあんかけを想像したら売り切れて欲しかった。しかしラッキーボーイ、魅惑の海鮮ラートナーGETです。
 

もう見た目でやられました。満腹中枢崩壊です。ラートナーとは日本のあんかけそばのようなもので麺にとろっとした餡をぶっかけた麺料理。今回の麺は幅広麺のセンヤイで、麺に深いコクのある餡が絡みまくり、しかもシーフードで55Bって贅沢だろ。ウマいものは茶色だという説に賛同します。

そして嫁の楽しみにしていたヤムジェーウーンさんのトムヤムクンは…嗚呼撤退?以前屋台のあった場所には違う屋台が営業中でした。

結局、ラートナーだけ食って帰ったわけで、それだけのためにわざわざこの屋台村に再訪するかと言えば、言葉を濁す事態ですよ。さらば屋台村。


食後、いったんホテルで昼寝して活動開始です。BTSでチャオプラヤー川を渡り、タラートプルー駅で下車しました。日本人がタラートプルー駅で降車するとなればアレだ、あのインスタ映えするあの有名寺院ワットパクナムに行くのだ。そうエメラルド寺院だ。1年以上流行に乗り遅れているのは承知している。逆に鈍感力を誉められたっていいくらいだ。

一応「ワットパクナム 行き方」で検索して行くことにした。一応と言いながら念入りに検索した結果、書いてあることがいろいろで逆に迷いそうになったぞ。最初はタクシーで安易に行こうと思っていたらソンテウ(乗り合いバス)で行く人が多く、普段乗らないソンテウも庶民的でいいかもとソンテウで行ってみた。

タラートプルー駅のソンテウ乗り場から日本人はいて、ワットパクナムに行けばそこは日本人だらけだった。しかもインスタ映えで有名な画角を背景に、コンテンポラリーダンス風を舞う者や、奇妙なポージングをする者多数で、そこにいることが日本人としてちょっと恥ずかしかったぞ。
 

そんなことを言いながら堪能した。普段なら名所旧跡に行っても写真を撮影したらサッと帰るのに長居した。見応えがあった。それはウソじゃない。ワットパクナムの帰りしなに夜ごはんを食うための時間調整かと疑われても、それもウソじゃない。人間はいろいろなしがらみに寄り添って生きていくものなのです。しかし暑い。西日が暑い。

ワットパクナムの帰り道、BTSの手すりを掴みながら「除菌加工」について考えた。何が除菌なのだろうか?ぬめった手すりを舐めても安全ということだろうか?ただひとつわかったこともある。ワタクシは電車で座れれば居眠りを楽しみ、座れなかったら何かにケチをつける習慣があるようだ。そろそろラーチャテーウィー駅です。
 

バンコク最後の夕飯はイサーン料理、ってかソムタムとトムヤムクンを食うのが我が家の慣習となっている。しばしの別れを惜しむように食べるのだ。Jae Koyさんです。ほぼ毎日ソムタムとトムヤムクンばっか食ってるじゃないかというお叱りもあるかもしれない。

この店のメニューは写真入りでわかりやすくて便利だ。と思ったけれど写真がボケていていい具合にハッキリしない。しかもメニューが多いので優柔不断な人間には試練だ。まあ目移りしても同じメニューばかり食っている我が家には関係はなかった。注文はソムタム、トムヤムクン、海鮮炒飯です。
 

まずはソムタムが来た。激辛で泣きそうになった。注文時に唐辛子の量を1本で指定したのに4~5本入っていた。ワガママな注文は結果的にスルーされたらしい。おいしい。でも辛い。トムヤムクンも具沢山でしっかり美味かった。特筆すべきは炒飯の量だと思う。普通盛りを注文しても大盛りが来たかと誤解しちゃうくらい盛りがいい。味も普通においしい。ってか、ソムタムとトムヤムの辛い物を癒してくれる優しい味が好きだ。

この店はお値段も安い。営業時間が夜しかやっていないのがネックだ。しかしバンコクでの使い勝手のいいイサーン料理店第一位に勝手に躍り出ましたよ。この店はいい。バンコクでの夜ごはんはいつもここになるかもしれない。




BTSの冷風がソムタムで濡れた襟足を揺らす。
 


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