熊本・高千穂峡・阿蘇旅行記 '21(2日目前半)
(2021年8月19日~2021年8月21日)
2021年8月20日(金)前半 巷でも無名なハリキリ夫婦の朝は早い。この日が勝負なのだ。一気に観光をしてやろうと目論んでいる。朝6時半にホテルを出発しようと前夜決起就寝し、5時前に「呼ばれている」と訳の分からないことを言う嫁に起こされ5時半にホテルを出る。早すぎて笑えてくる。 まず向かったのは宮崎県の高千穂峡です。 無料の大橋駐車場にレンタカーを駐車し、ここから往復2kmの高千穂峡遊歩道を利用し、自分のスピードで高千穂峡を堪能しちゃいました。 |
高千穂峡は、阿蘇火山活動の噴出した火砕流が五ヶ瀬川に沿って帯状に流れ出し、急激に冷却されたために柱状節理のすばらしい懸崖となった峡谷らしいです。 峡谷内には高千穂峡のシンボル「真名井の滝」があり、約17mの高さから水面に落ちる様は高千穂峡を象徴する風景ですよね。 |
真名井の滝では、ボートが貸し出される時間の前後に行きたいなと思いましたが、今回はコロナウイルス感染拡大に伴い営業休止中だったのでボートなし。ボートがある景色もメリハリがあって美しいと思いますがこれってないものねだりだな。 高千穂峡遊歩道のお散歩は第1御塩井駐車場あたりまで。ここまで片道30分くらいだったかな。朝早いというのもあるけどコロナ禍で観光地が泣いている。高千穂峡で出会った人間ゼロです。 高千穂峡のあとは大橋駐車場まで戻って高千穂神社へ。 |
高千穂神社の印象は、周囲の木々の神々しさとその空気に身震いが走りましたよ。 境内には、御神木の樹齢約800年の「秩父杉」や、二本の杉の幹が一つになった「夫婦杉」が伸びている。この夫婦杉の周りを大好きな人と手をつないで3回廻ると幸せになると言われているそうです。 普段あまり手をつながなくなった我々夫婦も足早に3周しましたよ。幸せになったかというと、手汗の原因がどちらか言い争いにはなりましたが。 |
次に向かったのは高千穂神社からすぐの荒立神社です。小さい神社だけどゾワゾワ感は強い。 |
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アンミカさんも訪れた荒立神社は縁結びと芸能の神様というユニークな神社らしい。その云われは、天孫降臨伝説の猿田彦命と天岩戸伝説のアメノウズメノミコトが結婚された地ということで縁結びの御利益があると言われ、一方で、アメノウズメノミコトは天岩戸伝説で天岩戸に隠れてしまった天照大神を芸達者で大宴会に誘い出し、地上に光を戻させたという伝説があるので、芸能のご利益もあるとされている。 芸能の神様のもとにやってきて私は何を願えばいいのだろうか?傍らの嫁はニマニマと何かを願っているようだ。たぶん推しのドラマ出演とかMCとかそんなことだろう。私も倣って佐久間の声量が少し小さくなることを願おう。 |
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次に向かったのは天岩戸神社西本宮です。 天岩戸神社とは、日本書紀によると天照大神が弟・須佐之男命の悪ふざけに激怒しお隠れになられた天岩戸と呼ばれる洞窟を御神体とした神社ですな。 そこから500m先にあるのがここ天安河原です。天照大神が天岩戸にお隠れになった際、天照大神が洞窟から出てきてくれないと太陽が出ずに飢饉になってしまうと八百万の神が集まり相談されたとされる神聖な場所がこの洞窟なんですね。 |
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洞窟内には多くの石積みあり、石を積みながら祈ると願いが叶うと言われている。厳かすぎる雰囲気に飲まれ私欲を剝き出しにできませんでしたけど。 高千穂神社、荒立神社、天岩戸神社の3つで高千穂のパワースポット開運三社と呼ばれているそうです。コンプリートです。 |
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この日の天気は荒れ模様。熊本市から高千穂峡の片道まではギリギリ曇りだったけど、その後強雨に見舞われる。しかも数日前まで大雨でここ天安河原も岩戸川の増水により参拝できなかったくらい。このときの岩戸川も怖いくらいに急流で轟音を立てておりました。 雨が強かったからでしょうか、天安河原に圧倒されていたからでしょうか、天安河原からクルマですぐの八大龍王水神へ行くのを忘れる。 高千穂という町は高千穂峡という観光名所のイメージが強かったけれど、日本神話ゆかりの地で神々を祀る神社が数多く存在し、パワースポットとしても注目を集めているエリアなんだなとまとめてみる。ホテルの部屋の引き出しには、ほら時々聖書とか入っているじゃないですか、熊本のホテルには古事記がありましたもん。 そんな町にジョイフルの出店は考え直した方がいいとグチってもみる。 ここで無事前半終了。次行ってみよー♪ |