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浮世潜り人の宮古島旅行記
【宮古の犬はひとりで散歩いけるで~♪】

(2012年4月21日~2012年4月24日)

★ 2日目 
 


2日目。空は曇り、気温は低い。そして素潜り爺さんの朝は早い。

朝食はコーヒーとヨーグルト。それに昨日んまや~さんで素潜り婆さんが残したひじきご飯で作ったひじきおむすび。
 

んまやーさんのひじきご飯はおいなりさんと選択制になっていることからもおわかりでしょうか。うれしいほど結構な量なんですよね。

嗚呼涼しすぎて海に浸かる気がしない。嗚呼腰が重い。
 
 
 
最近の我が家の素潜り旅行を考えると、「食う」は別として、「潜る」と「撮る」は晴れ待ちなので、曇りの日は暇すぎて仕方がない。しっかし典型的ニッポン人なんで退屈が敵なのだ。

よーーーっし繁華街に行ってみよう!
 

気合を入れて行ってみた場所は、ぜんぜん気合の入っていない街だった。
歩くよりも遅いスピードで自転車を転がすオジイ。店先で昼寝ぶっこいているオバア。顔見知りばかりのフリーマーケット。観光客が困ったように集うA&W。

ノスタルジーです。春なのにメランコリックです。
しかしツッコミどころは満載だ。怪しい恵子美術館、ライブコンサートにも対応できるダンスクラブ女王蜂、お口の中は小宇宙、個室ビデオ店的なシネマコンプレックス。
 
 
見る場所もなくバナナケーキのモンテドールまで来ると、賞味期限切れ間近のマドレーヌが5個105円で売っていた。もち買い。こんな場合のために「早起きは三文の得」ということわざがあるのでしょうか。ことわざを使って初めて罪悪感を覚えました。
 
 
 
行くあてもないまま、押し出されるように池間島へ。シュノーケリングポイントの下見です。
曇った池間大橋もステキです。晴れた池間大橋はもっとステキでしょう。
 

池間のシュノーケリング穴場スポット、池間ロープ(カギンミ浜)と池間ブロック(フナスク)を見たところ漂流ゴミが気になるけど、それを気にしなければ穴場感たっぷりでしょうか。
僕たちが知っているくらいなんで穴場ではもうないと思うけど、池間ブロックの横にビーチが新設されつつあるような匂いがします。
 
 
 
んだが、そんな池間島のポイントにわざわざ来たくなる理由を見つけてしまった。池間島漁港横にある「海のかあちゃんたちの市場なかじゃ」の魚フライ定食(700円)です。
 

普通そこは刺身定食だろっ!とお叱りを受けそうですが、生魚がそれほど好きじゃないので勘弁いただきたい。海鮮丼を勧められたけど以下同文。隣の地元衆が食っていた刺身定食をチラ見レポすれば4種類の魚がわんさか(←個人の感想です)盛られ、ものすごいコスパでした。ウマいに違いない。
でもやっぱ魚フライです。サクサクの軽い衣を身にまとった白身魚は非冷凍で新鮮だからかふわふわえろえろです。風味が豊かすぎて普段食べている魚フライと一緒にしたらここの魚フライに訴えられそうなウマさです。
ソースで食べると魚の風味に濁りが生じますので、ここは塩で食うのがよろしいかも。甘み(=旨み)がマシマシです。普段は醬油で食っているのにどうしてその選択肢を思い浮かばなかったのか悔やまれますがふわふわ浮ついていたんでしょう。大根の煮物もウマかったし、お椀のそばもレベル高いですね。

おまけにほのかな甘み広がるてんぷらもいただいちゃいました。あくまでもおまけなので、もらえたらラッキーと考えることができれば人生が幸せ方面に進んでいくことでしょう。
 
 
 
ここ2年の経験から海に潜れない時の時間潰しを宮古島に来る前に考えた。そんなわけで、島内には宮古まもる君が7人いるらしい。

よーーっしまもる君巡りをしよう!
 

と思ったら情報が古すぎて、まもる君はすでに島内に二十数体も増殖中らしい。宮古まもる君マップなるものも島内にはあるけれど、希少価値がなくなるとまもる君の価値は大暴落ですな。
池間島からの帰り道のまもる君だけで当案棄却です。
 
 
 
そのあとは気温も気持ちも上がらず、昼寝して町中ぶらぶらして、あーもう夕食なんですね。

(大)と(小)はあるけど、(中)はないそばで有名な大和食堂さんです。僕の好きなラーメン二郎も確かそんな感じだったっけ。
 

そこで僕は宮古そば(大)(500円)、嫁は野菜そば(650円)を喰らいました。これぞ宮古そばって感じです。ぼそぼそ麺にカツオ出汁とトンコツのスープが素朴にウマいです。店によってはニンニクなどで味に特徴を出す工夫をするけど、大和食堂さんはあえて特徴を出していない感じがシンプルにおいしいですね。

宮古そばらしく三枚肉は麺の下に隠れております。画像を見たらちょっと見えてますね。肉チラです。
一方で肉は隠すのに、隠されない野菜が哀れな野菜そばは具だくさんです。キャベツだかレタスだかを炒めてるんだけど、弱火で炒めたんで野菜ぐったりで野菜汁大量放出しました感がスープによく溶け込んでいておいしいです。

店を切り盛りするオジイとオバアとシンプルな宮古そば、なんかいい雰囲気ですよ、ここ。
 
 
 
大和食堂さんの帰りは、まだ明るいのにやることもないのでご帰還です。ここで気付いたんです。思い込みは重々承知でございます。もしかして宮古島の犬って夕方になると勝手にひとりお散歩するんですか?日中の暑さと御主人様のカラダをおもんぱかってか夕方ひとりとことこ散歩している飼い犬の多さにウットリです。そしてやっぱりフリーなだけにミックス犬が多く、そこは少子化ニッポンの草食系若人も見習わなければいけませんな。

そんな中からおひとり犬捕獲してみました。懐きすぎるところがたまにきずです。
 
 
今夜の寝酒の一発目はオリオンビールの発泡酒「麦職人」。南の島には軽い飲み口の麦酒がよく似合う。ってことは発泡酒もよく似合うのか?そんな言い訳がましく呑んでみました。
 

おつまみの亀の甲せんべいは、米菓・歌舞伎揚げ(ぽんち揚げ)を小麦粉に変えただけあってサクッと感が乏しくて少々物足りないですね。

この日の宮古島の天気はどす曇り。気温は24度/22度の肌寒い一日でした。若かった頃(2年前)はこの気温でもがむしゃらにシュノーケリングしていたけどな。


 
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