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台中・台北食べ歩き旅行記(4日目)
(2018年12月29日~2019年1月4日)




 

2019年1月1日(火)

平成最後の明けましておめでとうございます。平成最後の台中の日。平成最後の初日の出を見ることなく眠りました。平成最後、平成最後なのに…。

そんな一年最初の朝はホテルの隣の朝食屋さんから始まる。出発の朝なんでゆっくり内用で飯を食ってる暇はない。外帯したのは豆漿とツナの漢堡。実はこれ以外にも残りもんのパンと旺萊山のパイナップルジュースかある。コーラもあった。冷蔵庫は空っぽになった。

朝ごはんも食べたので、こっから台北への移動が始まる。

計画当初、帰りは新幹線じゃなくて台鉄台中站から普悠瑪号(プユマ号)で台北に向かう予定でした。はい、予定崩壊。大人気の普悠瑪号のチケットを取るために、一カ月以上前から準備をし、発売日に朝起きしてネット予約しようと思いました。ドキドキしました。乗車日は1月1日、発売開始日は14日前の12月17日、そうスケジュール帳にも書きました。そしてその3日前の12月14日、クレジットカードとパスポートを用意し最後のシミュレーションとばかりに台鉄のホームページを開きました。がーーーん!17日前なのに1月1日のチケットは売り出され、普悠瑪号(プユマ号)だけじゃなく自強号のチケットさえ完売状態に。発売開始は14日前じゃなかったのか!と怒ってみてもチケットは手に入るわけがない。そうさ泣き寝入りさ。

そして急いで高鉄(台湾新幹線)のアーリーバート割引切符を探してみてもほぼ残ってない。ってか1月1日は終日ほぼ満席で指定席をあきらめた。もう自由席で立って台北まで行くしかねえ。自由席ならKKdayで30%OFFチケットを買うだろ。しかし台湾の1月1日は祝日と聞いていたけど、2019年は火曜日だし前後は平日なのにこの台湾人の大移動の意味は何なんでしょうか?

とりあえず160番バスに乗って高鉄台中站へ。されど1月1日、もしかして新幹線の自由席は東京の通勤ラッシュ並みなのか?そんな不安を抱えながら台中車站の窓口でクーポンを差し出す。駅員さんが申し訳なさそうに言う。ホンジツハスベテマンセキデス。夫婦は応えた。カクゴシテイマス。

乗る新幹線はほぼ決めていた。どうせ立つなら停車駅が少なくて、乗車時間が短いほうがいい。そんな新幹線は10分後だ。そう腹をくくってホームに上がったら、先発の新幹線がちょうど入線してきた。自由席の列には幾人かの乗客が待っている。動体視力が悲鳴を上げる。自由席の空いている座席数と降りそうな客数をカウントする。駆けろ。自由席の先頭車両まで必死に走った。

台湾新幹線 高鉄台中站 9:36 ⇒ 高鉄板橋站 10:32

走った。新幹線は走った。指定席は満席だった新幹線の自由席の乗車率は7割くらいだった。指定席を取れなかった夫婦は偉そうに3席を陣取って台北に向かっていた。
 

板橋站で新幹線を降りて、そこからはMRTでホテルのある捷運中山站へ。

台北に早く着いてもやることはない。ホテルのチェックインは15時だから荷物だけ置かせてもらおう。しかし館内に入って驚いた。子供がキャッキャキャッキャしているじゃねえか。半年前はラブホテル的な役割も兼用しているホテルだったのに、普通のホテルっぽくなっているぞ。18禁だったじゃねえか。

ホテルに荷物を置いたら、MRTで中山站から忠孝新生站まで行ってみた。嫁の所望する意麺を食いに郎哥台南意面さんだ。台南意麺さんのシャッターをまじまじと眺めた。臨時休業だった。セブンイレブンもシャッターが閉まっているぞ、お正月だからか。近隣店の開業状況も半々くらいで昼食難民になっちゃうかもと心配になった。

もうコンビニでもファストフードでもしょーがないと腹をくくり、台南意麺さんとハシゴ予定だった店に行ってみた。閑散とした道を歩き、その店の店頭に人の気配を感じたときどんだけホッとしたことか。巧之味手工水餃(濟南店)さんです。

この店に来たワケはホタテの水餃が食べてみたかった。ここの水餃のメニューは3種類。招牌水餃(黄ニラ、キャベツ、豚肉)と韭菜水餃(ニラ、豚肉)と干貝水餃(豚肉、キャベツ、ホタテ)。水餃子は最低消費が5個らしいので、6個ずつで。あとは酸辣湯です。

招牌水餃は黄ニラとキャベツのバランスがちょうどいい。キャベツはシャキシャキで餡の旨味が引き立っていてウマウマ。相席のカップルはこれだけを山のように注文していたぞ。

次に韮菜水餃は招牌水餃よりもニラがたっぷり入っている。ニラ好きにはこのパンチ力がうれしいでしょ。そして、干貝水餃はクセものだ。皮に海草が練りこんであるそうで見た目がすごい。海藻の風味もややある。餡は豚肉、キャベツ、ホタテの貝柱が入っていて、初めて食べたときはちょっと声が漏れちゃうくらいうまうまですよ。ホタテが効いてるんだよな。ただ水餃子としてはちょっとクセがあるんでほどほどの個数でいい感じかな。

帰りは捷運善導寺站からは捷運台北北門站まで戻って、ここからは買い出しスタートです。まずは台北駅地下街のSoft Drink Bar 昇興食品坊で草苺のジュースを飲む。

次に通りすがりを装ってあの店に行ってしまうけどな。きゅきゅきゅっきゅ阿斌芋円さんです。注文はもちろん芋圓35元。冷たいのを食うのか?と店主に驚かれたけどな。他のお客さんはみんなお汁粉みたいなやつを食ってる。暑い時期は好きなトッピングを5つ選ぶんだけど、寒い時期なので最初っからトッピングは5つしかない。そうトッピングを選ぶ楽しみもないが、優柔不断が過ぎて喧嘩になることもない。

相変わらずモチモチでうまい。シロップがやさしめでトッピング自体の旨味を堪能できる逸品だぞ。

お替りしようかと思ったけど、店主の手を冷やすことをためらって止めておいた。たぶん再訪するし(哈)



そのあとは迪化街へお買い物。まず丸山隆平ゆかりの台北霞海城隍廟でアレをやる。ぽーつます!ぽーつます!意味不明だろ。

あとは定番のカルフール、林華泰茶行、海中行へ。林華泰茶行のおっちゃんは相変わらず元気だ。お正月休みで忙しくて昨日は250組もお客が来たよと笑っていた。秋には京都に行ったらしい。京都は最高だ最高だと言っていた。おっちゃんも最高だよ。

一方の海中行のパッションフルーツのシロップの値上がりは留まることを知らないようだ。直近のタイガーエアのセールが全然安くなかったから次回の訪台予定はなし。そのぶん買い物もやや多めの予定だったのに・・・。
 

ホテルで小休止。


それでは台北飯行くぞーーー!!!

当初の予定では圓山站の大龍峒保安宮を参拝後に阿仁炒飯を食う予定でした。しかし1月1日、昼食難民にもなりかけたわけで、他にも休業をチラホラ見かけたわけで、不確かなことはやめて近所の店に行くことにした。

迪化街の帰り道、営業しているか確認済みですよ。前回も行った川畝園面食館さんです。注文は酸辣湯麺と什錦燴飯。

酸辣湯麺は量がハンパない。具沢山でもある。味は酢で微調整して食ったんだけど全然減らねえ。麺は餃子の皮の端切れを刀削風にした感じで太かったり細かったり、短かったりで良いのか悪いのか。まあ味は普通だった。

でも什錦燴飯は最高だったぞ。日本で言えば五目あんかけ炒飯なんだけど、餡の味付けがまずウマい。餡に絡む具もたっぷりで火加減もいい。そう満足していたらちょっとしたサプライズがあった。

白いご飯を卵焼きでくるんで、そこにあんかけだと思って食っていた。スプーンが中心近くの卵焼きを切り裂いたときでした。卵焼きからたっぷりの黄身が溢れ出てきちゃったんです。それが餡と絡んで円やかになってさらに大笑いする旨さに変身ですよ。次回も什錦燴飯は食う。




帰り道、芋頭をどこかで食えないか思案する。21街冰棧に行ってみた。あった、芋頭があったぞ。と喜ぶ一方で店頭に吊るしてある洋服に目が行く。古着屋も兼業し始めちゃったのか?そんな店でいい芋頭に出会いたくないと次の候補を考える。

豆花荘か古早味豆花に行けばなんとかなる、そう思った。豆花荘、行列。しかもメニューを見ても芋圓はあっても芋頭がない。見落としたのかもしれん。次に古早味豆花さんに行ってみた。あった、ここでお世話になりまーす。
 

注文はもちろん芋頭豆花です。でっかい芋頭ゴロゴロですよ。豆花もウマい、芋圓もウマい、でもそんなんどうでもいいのですよ。芋頭最高。平成最後に選ぶ大好きな四字熟語は「芋頭最高」に決定ですよ。こんな近くに芋頭があったなんて台中に行って良かったです。古早味豆花さんに行った感想がこんなんでいいのでしょうか?

ホテルへの帰り際、自然と足が向く。双連文記花枝羹さんです。米粉を外帯です。

内用じゃなくてあえて外帯です。ビニールに入った米粉を揉みほぐし、味をもっと馴染ませてから食う。そう思ってたら外帯がビニール袋からカップに進化しているじゃないか。モヤモヤする。
 


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