トップページへ

台北 食べ歩き旅行記 '18(1日目後半)
(2018年6月9日~2018年6月12日)









 

よーしデザート行っちまうか!

杏仁祭りだぜ。たった2店舗ですが次は夏樹甜品さん。永昌傳統豆花店さんは職人風でしたが、こっちはガイドブック御用達な感じのお店。でもおいしいのは存じ上げておりますよ。

前回はシンプルに杏仁豆腐を食ったのでしたが、今回は杏仁豆腐のカキ氷 杏仁豆腐雪花冰100元です。トッピングは芋圓と地瓜圓。もうQQ祭りですよ。
 
 
納得のウマさっす。甘すぎずさっぱりとしてて罪悪感のないデザートだな。ふわふわのカキ氷なんだけど氷自体杏仁テイストなんで風味がハンパない。口どけもスバらしい。

あっそうそうカキ氷の下にはもっちりした杏仁豆腐も潜んでるんでつい笑っちまうな。つまり、ふわふわ、QQ、もっちり。
 
 
 
それでは浮かれ気分を一旦リセットして、今回の旅の目的のひとつを遂行しておきますか。まずは林華泰茶行さんでお茶を買おう。もてなす客など来ないので普段使いのお茶だがな。小種、文山包種、金萱茶。最初に行ったらいつもの父さんがいない。買いたい茶は決まっているけど適当な等級が決められん。

一旦カルフールで買い物を済ませ、あらためて行ったら父さん登場。何も言わず勝手に等級を決めてくれた。もうお任せです。
 
 
そんで海中行に行く。海中行のおやじがパッションフルーツのソースを買おうとすると嬉しそうにマンゴーソースも作ってみたよ、と勧めてくる。しかし迷いはない。パッションフルーツのソース、種有り、4本だ。ちゃっかり値上げしやがって、これからのことを考えようとさえ思うぞ。
 
 
夫婦のリュックには大量のお茶とパッションフルーツソース、そしてカルフールの戦利品。私たちの肩には日常生活の彩りが詰まっているのだ。肩は大丈夫だ、しかしリュックの負荷が心配なのです。旅先でリュックが壊れたら、そう思うのについ寄り道をしてしまった。阿斌芋円さんです。

しょーがないじゃないですか日曜日は定休日なんですから。それに自分に問い質したかったんですよね。フルーツの少ない冬に来ても台湾デザートを愛せるのかって。そんなわけで、数年前に行った九份の芋圓屋さんののれん分けのお店に行ってみた。あっ間違っていた。九份で行ったのは賴阿婆芋圓さんで、阿斌芋円さんは阿柑姨芋圓さんののれん分けだった。

しかし勘違いしてたからと言って、あっ間違えました、あっゴメンなさい、あっ帰りますね、なんて絶対無理なんで芋圓を食ってみた。トッピングはいろいろあるけど、名札を着けてないから色形で判断して指差しでお願いしてみた。
 
 
もう芋圓最高。表面はツルツルなのに、噛み締めればモチモチして食感はまさにQQですよ。その他のトッピングの甘さもさっぱりしてウマウマ。氷もしっかりとした甘みがあって味が薄まることもない。

旨かった証に豆花も追加でお願いしちゃいました。各35元なり。
 

ここでやっとホテルで小休止。ラブホだけに「休憩」か?

ホテルで少し休んだあとは晩ごはんでーす。今回のホテルは中山站近く。今まで台北での定宿は雙連站近くで、今まで築いた雙連站近辺旨いもんリストも捨てがたいんで、ホテルはMRTお隣の中山站にしたんですよね。徒歩圏内だったらホテル変われど食事処は変わらず、でいいじゃねって。

だけどやっぱり考えた。雙連站近辺の鉄板旨いもんリストもいいけど、せっかくだから中山站近辺の旨いもん探すのも楽しいよねって。
 
 
で、今回お腹を満たしてくれるのは川畝園麵食館さんです。中山には鼎泰豐もあるけど川畝園麵食館さんです。

注文は酸辣湯(中)60元、小籠湯包70元と蝦仁蒸餃80元。炒飯はやめておいた。店の雰囲気はローカル食堂っぽくて落ち着くわ。値段もやさしい。有名店の半額レベルだな。
 
 
しかし味も半分程度かといえばそんなことはなくウマウマでコスパは最高だ。いつも酸辣湯は自分で味を調整するんだけどここの酸辣湯はバッチリ調整不要なウマさ。小籠湯包も肉汁スープがあふれて、たっぷんたっぷんでボリューム感有り。蝦仁蒸餃もエビぷりぷりで、皮の厚さもモチモチしてておいしい。

中山なのに観光客が全然いなくて、地元の人が通ういいお店見つけたぞ。
 
 

予定詰め込みすぎの、ある意味充実した夫婦は雙連站の近くで迷っていた。

どっちに行くべきか?どっちの余韻を残しまま眠りにつくか?ふくれた両腹を叩いて良い音の鳴るほうに行ってしまおうか?やっぱこっちだろうと半信半疑でやって来たのは冰讃(ピンザン)ですよ。

連休だと混雑したり、ミルクカキ氷が売り切れになったりしますが、今なら平和な冰讃日和だろと行ってみたら19時頃なのにほぼ満席。本当に行きにくい店になっちまいましたね。
 
 
注文は芒果雪花冰150元です。マンゴーカキ氷の店は数あれどやっぱ冰讃で食っておかないと落ち着かん。来なかった2年間で値上げとか混雑とかネガティブな情報ばっか聞いてきたけど百聞は一見にしかず。

しかし布丁(プリン)トッピング10元が1個までになったのはショックだ。あっ布丁カキ氷を食えばいいだけか?まあでもやっぱりマンゴー雪花冰はウマい。マンゴーのクオリティーと量は年々優位性が損なわれてきたけど、雪花冰の味や削り方は巧みで、ふわふわで口どけが良くてやっぱ冰讃だなと納得したのであります。

冰讃の営業開始で、台湾の季節を知るようになりました。
 
 
 
冰讃のあとは雙連文記花枝羹さんだ。川畝園麵食館さんで炭水化物を摂取しなかったのはここに来るためだった。腹黒い、ではなく腹聡い行為ですよ。

しかし眠い。冰讃の余韻をまだ楽しみたい。雨も降ってきた。そんなわけで炒米粉30元を2つお持ち帰りにしてみた。普通のお椀に盛ってから、それをビニール袋に投入して渡してくれるんだけどこれが大正解だったかも。だって麵と汁がよく絡むし、少し時間も置けばより馴染んじゃうんだよね。
 
 
結果、1つはホテルに着いてすぐ食い、1つは1時間馴染ませてから食う、アホな検証までしてしまった。最高だ。





あとはベッドで溶けるように眠れ。


1日目(前) 1日目(後) 2日目 3日目 まとめ TOPへ