ケニア旅行記U
(2010年8月6日〜2010年8月14日)
★ 1−2日目 ★
出発の日、それは普通だ。フライトが幸か不幸か夜なので出発日なのに仕事ができてしまうからだ。だから、出発日なのにお出かけルックは普段通りのサラリーマン仕様。間違いゲーム的なことをすれば、 @普段のビジネスバッグがカメラバッグだ。 A表情に緊張感がない。 Bソワソワしている。 そんなところだろう。はっきり言って仕事はしていない。仕事をしてるフリはした。こんなソワソワ感で仕事したってミス連発で迷惑をかけちまうだけだし。そんな浮付いた野郎だが、職場から成田空港までの道のりは、分刻みのスケジュールで、十津川警部、電車の乗り継ぎトリックが解けるかな的なハードボイルド風でした。 |
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で、山手線、京成線を駆使して、と思ったら京成線の人身事故に遭遇してしまい、空港に間に合うのか違ったハードボイルド風を噛み締めてしまったぜ。しかも、最善の手を尽くすべく京成イブニングライナーに乗って、電車賃ひとり1,400円増しとは節約家失敗の巻であった。しかし、遅れながらも空港に到着し、神はいる、そう思いました。そんな感じで無事機内の人になれたのでした。 |
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前回はエミレーツ航空だったけど、今回はカタール航空でいざ大空へ。と、言いたいところだけど関空経由なんで、成田離陸後すぐに軽食が提供されると落ち着く間もなく着陸態勢。 で、関空で乗客を補充してやっと出発かと思いきや、関空で乗務員が交替しやがった。せっかく一致団結して飛んで行こうとしてるのに出鼻をくじかれちまったぜ。 画像はカタール航空の機内食。一番上は関空までの軽食、次に2種類の夕食、最後は朝食。朝食画像が1枚なのは空気が読めない嫁の食欲が旺盛なため。 |
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メニュー表の一部を書き記すと、 菜の花のマリネ、胡麻ソース掛け 海鮮丼(サーモン、穴子、蟹爪、松笠烏賊) ビーフステーキ マッシュルームとハーブソース添え チキンとマッシュルームのクリーミーパイ ニンジンの炒め物とトマトレリッシュ スクランブルエッグとチャイプ チキンパティ デュセスポテト、ハーブトマト 名前だけ聞いたらウマそうだけど機内食なんでそこんとこヨロシク。ベースがアラブ系なんでパクチー(コリアンダー)が入ってるものも多し。 ちなみに、我が家の食事を真似ておしゃれに言うと、 街灯きらめく夜7時半に買い物に行って、半額シールが貼られたばかりの100g 148円(値引き前)の挽肉を使用したハンバーグ、少し固めに炊いたライスをびっくりドンキー風に添えて とか、 手作り餃子、夏だからさっぱり大葉入り餃子が食べたいねと思ったのに大葉を餡に入れ忘れ、しかも大葉の使い道に困ったのでみじん切りをポン酢に浮かべて な感じ。 機内食をキャンセルして鼻からインスタントヌードルをお願いする勇気が欲しいです。 |
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カタール航空の乗り継ぎ地はドーハ。 飛行機からターミナルまではバス移動。乗り換えの一瞬でも中東の暑さを体感できます。 ドーハ空港のターミナルは、免税店を含めて同じ油の匂いのするドバイ空港と比べてさみしいかぎりっす。しかし、寒い、寒すぎるぞ。サファリ用に上着を持参してるからいいけど、本当はそれでも寒かったけど、暑い国に行く人なんか上着持ってなくてドーハでお風邪を召しますね。ドーハ空港は無駄に寒い、覚えておきましょう。 その後は、やっぱり機内食なんか食いながらナイロビまで飛んでしまったわけです。まさにブロイラー状態です。 |
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そして、ナイロビに着いたぞーーー! と心ん中で叫んでもすぐには入国はしない。 今回は国内線移動が主なのでお土産屋に寄る機会も少なく、お土産買いは帰りのジョモ・ケニヤッタ国際空港と決めているんでその下見をしてから入国するのだ。 しかも、ビザは空港で取得。不安定なドルのおかげでドル建てのほうがお得なのだ。お迎えの旅行会社の人には到着後1時間くらい経ったら迎えに来てとも言ってある。前回はフライトの関係で遅れたのに旅行会社の人に八つ当たりされたんで、まあいわば教訓。 で、免税店でお土産、特に置き物を見てると、なんか前回から品数が大幅に減っていて、欲しかったものがなくなっていました。 残念だ、残念だけど、空港で欲しいものが買えない事実を知れて本当に良かった。これぐらいのプラス思考じゃないと旅行なんかできん。 |
入国審査が日本人待遇で無事済んで空港のお迎えコーナーに進むと、DoDoWorld!のナンガさんが迎えに来てくれていた。ありがとうございます。 トコロ変わればなんとやらと言うように、ケニアと日本には大きな違いがある。たぶん。おそらく。日本では生ゴミにたかるのはカラスだった。ケニアで生ゴミにたかるのはアフリカハゲコウだった。ホテルまでの移動中にそんなワイルドさを味わうだなんて。ゴミ捨て場でサファリしちまったぜ。 ナイロビの町なんか歩いたら、新発見てんこもりなんだろうけど、ナイロビでは治安悪化のため当然ホテル軟禁状態。檻に入れられた動物然り。画像はお世話になったパナフリックホテル。まあ治安が悪いんだから仕方ない。サファリでは動物に恐れ、町中では人に恐れる。 |
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ホテルからは外出不可なんで、かなり退屈な時間を過ごす。こんなことなら無理にでもナクル湖に行っておけば良かった。 併設のお土産屋で早くもお土産を購入。白いカバ、赤いカバ、巨大キリン、ライオン顔型(革製)の本のしおり、計4点で値段交渉がんばって20ドル也。巨大キリンは空港で36ドルで売ってたんでなかなかの買い物だったかな。 |
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はい、長い一日を締めくくる最後のお食事はパナフリックホテルのレストランで頂きました。 パナフリックホテルのディナー(ドリンクは除く)はツアー料金に含まれてたんですが、バッフェとかだったら気兼ねなく食えるんですが、ここはメニューから好きな料理を好きなだけ食っていいとか。本当か?本当なのだろうか?値段の上限とか、品数制限とかあるんじゃないのか、お尋ねしたんですがよろしいとのこと。不安だ、不安すぎるけど、こんだけ一日食いまくっていれば食欲なんか湧きませんよ。ハイ、もったいないくらいの素食(←メニューの中では)。 |
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(上)フィッシュ&チップス (下)ピザ 翌日、迎えに来てくれたナンガに何を食べたの?って聞かれて、正直に言ったら笑われました。普通、肉とか食うんでしょうね。本当はサラダくらいでも良かったんだけど、もったいないから半分無理して食ったのに、まだまだ底が浅い夫婦でありました。 そんな感じで、睡魔と胃疲れと格闘した長い一日が終わりました。無事これ名馬なり。 |
【本日お見かけした動物】 |
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アフリカハゲコウ |
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