台湾台北(食)旅行記'23-24(6日目)
【2023年12月30日~2024年1月4日】



2024年1月3日(水)

早安。ほぼ最終日が始まる。 最後の朝食は王道の秦小姐豆漿店と大佳燒餅豆漿で迷う。分かれ道でじゃんけんに身を任せようかとも思う。ただ豆漿餅のない秦小姐豆漿店だったら三明治の大佳燒餅豆漿でいいと思うけど、嫁が秦小姐豆漿店さんの鹹豆漿を食べておきたいという。

折衷案です。大佳燒餅豆漿さんの地瓜三明治と焼き芋を買って、秦小姐豆漿店さんの鹹豆漿と食すことにしました。
 
 
そんな秦小姐豆漿店さん、たまたまかもしれないけど来客数は減少のイメージ。ただデリバリー注文が多くて相当待たされる。まあ美味しいけど、台北だったらのんびりできてフレンドリーなあの店がいいと思う。
 
そんなあの店大佳燒餅豆漿さんのサツマイモのサンドイッチはボリュームがすごい。サツマイモのペーストもたっぷりだし、卵のスライスも分厚い。キュウリやトマトもたっぷり入って腹パンパンですよ。パンの甘みもいいね。
 
 
雨は降り続く。本日は朝から雨。天気予報では一日中しっかりした雨が降るらしい。午後からの活動を考えたらホテルを11時半には出発したい。雨が降らなければ大坪林駅の可愛村弁当さんで弁当を買って青空で広げようと思っていた。店頭を通り過ぎるたびに見る可愛村弁当さんのあの賑わいに身を委ねてみたかった。でもしっかりした雨が降っている。備忘録として1月1日の昼間は可愛村弁当さんが営業していたことをここに記そう。
 
雨が降っている。歩きたくない。もうホテル近くのあの店しかない。歩いて3分の川畝園麺食館さんです。
 

 
 
ここに来た理由は前回感動したあの料理、そう注文はその木須炒麺と什錦炒飯です。木須炒麺を頬張る。やっちまった感が襲う。見た目は同じだけど、味が濃いというか油っぽいというかコッテリしすぎていて喉が渇くやつだ。前もあったんだけど川畝園麺食館さんは料理人によって当たりハズレがあると思う。
 
一方の什錦炒飯は牛肉捲餅同様人気があるようで、あんかけ五目チャーハンは却下され、普通の五目チャーハンとなりました。そんな什錦炒飯はしっかりした味で美味しいです。五目あんかけってスプーンの入れ方によっていろんな味や食感が楽しめるけど、五目チャーハンってどこを掬ってもほぼ味おんなじじゃないですか?あれ何だ?すべて雨のせいだ。次回は料理人を見極める作業に勤しもう。
 
 
Rewind③
食後、大坪林駅の可愛村弁当さんの行列を苦々しい思いでチラ見して3度目の甜在心糖水舖さんにやって来ました。注文をしようとメニューの中の芋到仙草蜜を指さすと、姉さんがニヤニヤしながらBINGO♪という声を漏らす。バレてる。恥ずかしい。ニヤニヤはいい。BINGOは積極的すぎるだろ。旦那は苦笑いで100元札を支払う。姉さんはお釣りを60元渡そうとする。いやいやいや芋到仙草蜜は60元ですからとお釣りを返却する。なんだこのやり取りは?
 
もしかしてだけど♪もしかしてだけど♪これって恋の始まりなんじゃないの♪
 
そして動揺しながらも芋到仙草蜜を美味しくいただき、食器を返しに行くと、別の姉さんもニヤニヤしているじゃないか。
 
もしかしてだけど♪もしかしてだけど♪二人でおっさんを奪い合うんじゃないの♪
 



ここから過密日程という暇つぶしが始まる。嫁が夜の九份に行ってみたいと言う。夜はのんびりしたい我が家にとって夜の九份はハードルが高い。昼間のモヤの九份には行ったことがある。しかし最終日、深夜便まで余りある時間を有意義に過ごすには夜の九份がちょうどいい。

15時前、台鉄の南港駅に充実が約束された夫婦の姿があった。グーグルマップに身を任せて瑞芳駅でバスに乗り換える。ちょうど来た台北発の965番バスに飛び乗る。あとはバスの運転手さんに身を委ねて九份で降ろされるだけ。
 
時間は16時前。日没までは1時間はある。九份の夜景ポイントを探しながらぶらぶらを始める。九份老街って改めて思ったけど観光客向けの九份市場だな。
 

 

 

 
 
この日の日没は17時15分頃だったけど、17時に九份老街点灯開始です。 点灯時、観光客が一斉に群がるので写真撮影はなかなか難しい。たぶん1時間くらい経ったら観光客も落ち着いてゆっくり九份老街のライトアップ撮影ができるのかな。
 
しかし17時半、ゆっくり滞在したいところバス停に向かおう。ちょうど停まっていた788番バスに飛び乗り、瑞芳駅からは区間快速で18時半南港駅に戻ってまいりました。九份への行き方は台北からバスでノンストップが一般的だけど、台鉄利用で行ったのは鉄分が多めの証でしょうか。
 
予定より1時間早く台北に戻ってこれたことで夕食後アレ(雙仙鬧奶)が食えそうな雰囲気が漂う。夜ご飯に時間が掛からなければ水亀伯古早味さんに行ける。
 
時間が早くて、食べ忘れていないものはないか?雙連駅近くの双連文記花枝羹さんにやって来ました。久しぶりに双連文記花枝羹さんで炒米粉を食べるんです。
 
  
嗚呼ビーフン最高。水分が飛んだ麺はぷちぷちとした歯触りでコシがある。細麺なので味の絡み方もいい。これで野菜が多かったら言うことないんだけどなと思いつつ、少々違和感を覚える。前はもっとキリリとした味だと思ったのに、今回はちょっとタレが甘すぎてるような。見渡せばお父さんがいなくて女性二人のオペレーションになっているわけで、まあ我が家の味覚が変化したんだな。
 
双連文記花枝羹さんを後にして石牌駅で降り立つ。水亀伯古早味さんで最後の雙仙鬧奶を頬張ろうじゃないか。
 
 
キラキラキラ 心は揺れる
キラキラキラ 時はかがやいてる
いつの日にか また戻れるなら
その時 帰りたい この場所へ
(小田和正作詞「キラキラ」より。一部勝手に変更)
 
 
 
もう迷いはない。あとはホテルに預けてあったバックパックを背負い、MRTを乗り継いで桃園国際空港に向かうだけなのだ。



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