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モロッコはウザくなかった旅行記(6日目)

~放屁はラクダの上で~
(2015年8月7日~2015年8月16日)
 


6日目。朝4時、ベルベル爺さんに変な楽器音で叩き起こされる。

どうも帰り支度をしろと言っているようで、サンライズは見ないのか?とイギリス人は詰め寄るもベルベル爺さんは動じない。

サンセットが見れなかったんだからサンライズくらいは見たい、ゼッタイ見たいのです。しかしベルベル爺さんには逆らえず帰り支度をしてラクダにまたぐ。

空には満天の星(つまり真っ暗)。視界はまったくない。なぜか隊列の一番後ろのラクダに乗せられたワタクシ。ツアー参加者14人が2つの隊列に分かれ、1隊列の先頭に1人のベルベル爺さんが付く。そうワタクシの後ろにラクダはいない。人もいない。闇だけがそこにはある。

ワタクシは闇の中視界もなくネガティブさを発揮する。一番最後尾のラクダとはどんなラクダだろうか?リーダーシップがあれば先頭だろう。バランスが取れるラクダだったら中間に入って従順さを見せる。では最後尾のラクダは?

そりゃ社会の風潮としてそれは落ちこぼれ、切り離されてもいい存在なんじゃないのか?ワタクシは激しく不安になる。不安だから前のラクダに乗る嫁に必要以上に話し掛けずにはいられなかった。そう一行の耳に届くのはラクダが砂を蹴る静寂音ではなく、ワタクシの独り言だったのです。ごめんねごめんね。
 
 
1時間くらい進んだだろうか。遠くにオーベルジュが見え始めた頃、ベルベル爺さんは隊列を止めラクダを座らせる。

この場所でサンライズを待とうとする粋な計らいだな?オーベルジュが見えているところが少々気に食わないが最後方のラクダから開放されるのは喜ばしいことだ。
 
 
そこでみんなサンライズの方向を阿呆面で待つ。

ボーっと待つ者、ふたりだけになれる場所に移動する者(イギリス人)、ジャンプする者(嫁)、砂に文字を書く者(ワタクシ)、砂山で走り回る者(ワタクシ)、それぞれが砂漠を感じている。
 
  

  

そして日が出るとベルベル爺さんは早く仕事を終わらせるかのようにラクダに急かすのでありました。

やっぱり最後尾でした。
 
 
そしてオーベルジュで朝ごはんを食べて、いくぶん元気を取り戻したマイケルを乗せバスはエルフードへ。

ここでフェズに向かうワタクシたち6人はツアーを離脱です。ツアーのみんなと別れを惜しみたかったけど、目の前のグランタクシーの現実にそんな気分にはなれんかった。

なんか悔しいからツアーバスよ、どっかで火を噴きやがれ!
 
 
ちなみにそのグランタクシーの話をすると日本で言うと3ナンバーのクルマ程度です。6人まで確かに乗れるけど、後ろに4人、前に2人、この前に2人は普通の助手席の1人用のシートにふたりで乗ります。ラブラブすぎますよ。

6人揃っちゃったんで乗りましたけどかなり厳しいです。これを7時間以上だから、ドライバーが「写真撮るか?」と聞いてくると写真は撮りたくなくても無理な体勢を解放するために止まってもらうほどです。

まあただ4人で乗って、乗り合いタクシーだけに途中でドライバーが他の客を乗せない保証はないんですけどね。
 
 
フェズに着いたのは17時前。マラケシュで懲りたので今回はリヤドの最短距離までタクシーで乗りつけ、そこから電話でお迎えを待つ作戦。

ハイ、失敗。公衆電話が見当たらーず。
 
仕方ないのでGPSを頼りに歩く。迷路のような道なんで道にとらわれず方向だけを頼りにリヤドを目指す。しかし辿り着いた場所の看板は目指すリヤドとは違うリヤド名。

近くのおやじに頼る。ポリスマンは見当たらなかった。おやじも住所は合ってるのにリヤド名が違うことに困り果て、近くの店の人に頼る。店の人も住所と看板の違いに唸る。いつしかその首をかしげる集団は子どもを含め8人くらいになっている。

店の人が電話をしてくれた。するとその違う名前のリヤドから飛び出してくるランニングマン(ランニングを着て走っていたので)。フェズはリヤド名も迷宮のようです。

そんなリヤド、看板は違うけどDar El Ouedghiri(ダール エル ウードジリ)なかなかいいぞ。最高だ。マージンはもらえないけど超オススメ。おいしゃれ。
 
 
本日は時間も時間、しかもお疲れ体。リヤド人の今日は観光もできないし迷子になるから近場で済ませろ的なアドバイスに従って軽く夕飯探し程度にお散歩です。

見てごらん、これがブー・ジュルード門だよ。君の人間性とおんなじで表と裏の色が違うんだよ。

この旅行記を書いてて、旅行中ずーっとブルージュド門だと間違って使っていたことに気が付きました。青だけに顔真っ青。
 
 
本日の夕食は、もうどんだけ客引きがタジン推しでも結構お断り。フェズまでの移動時にピザって決めてました。

しかしメディナにそんな店は見当たらない。タジン屋のピザは食わず嫌いと思われてもいい。そんな決意をもとにメディナをぶらぶらして2つの店が気になった。2つともサンドウィッチ屋ってモロッコ感は乏しいけどもーどーでもいいのです。

ひとつは普通っぽいサンドウィッチ。トッピングは選べて野菜たっぷりのツナサンドを焼いてもらう。モロッコではフライドポテトをそのサンドの中に挟むのが普通のようですがそこは別々でお願いする。さくさくでふわふわでウマいっす。

もうひとつはずっと気になってた肉サンド屋さん。お気に入りの肉(牛・チキン・ラクダなど)を選んでホブスに挟んで食べるんです。ラクダはどうかと思ってケフタにしました。

スパイスが効いたケフタサンド笑っちゃうくらいウマいです。このサンドはタマネギも入ってるんですが肉ばかり。ラクダの横で焼かれたケフタめっちゃラクダエキスたっぷりだったかな?
 
 
予定通りに進むこの旅。予定してなかったことと言えば、





とうとう腹を下す。

とは言え、推定疲れからの一発で一晩寝たらすぐ直りましたけど。


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番外:モロッコの撮り鉄事情