再サイゴン・ムイネー旅行記(6日目前半)
(2016年12月29日~2017年1月4日)
2017年1月3日。 朝起きてゾッとした。 昨夜、ホテルに戻り、中2階のシティービューあらためエントランスビューの部屋のベッドに体を沈めた。カーテンを閉めても明るかった。アイマスクを着用した。夜になってもうるさかった。耳栓を突っ込んだ。それでも静寂は訪れない。眠れない。イライラしてきた。思い直して電車で寝てる自分を想像して、「無」の心境で眠りについた。。。。。。。。。。 そして目を覚ましてゾッとしたのであーる。 嫁が、嫁が、ベッドの上で死んだように正座していたのだ。 そしてワタクシに詰め寄って怒りに任せて言ったのだ。 「私、うるさくて全然眠れなかった。ってか、オマエ寝てたけどどんな神経してんだよ。私、耐えられない。私は部屋を借りたの。これじゃテントと一緒よ。アウトサイドよ。部屋ゼッタイ変えてもらう。今から行って来るから」 そういい残して階段をバタバタと駆け下りて行った。朝6時の出来事だった。ワタクシはテントとは上手く言ったもんだなと感心した。 Hotels.comあらためTent.comなんちゃって。 そして二度寝しそうになった時、鼻息荒めの嫁が戻ってきた。ホテルのスタッフが何度も謝り、泣きそうな顔で「担当者が昼間来るからそれまで待って」と懇願されたらしい。 朝6時、やっぱり部屋に静けさはなかった。 |
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そんな流れから、気持ちを切り替えてせっかく早起きしたからご飯行っちゃう、ということになる。目指すはサイゴン大聖堂のちょっと先。キムタインに行くたびに気になってた店にとうとうやって来ました。 鶏推しのMai Xuan Canhさんです。 |
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鶏推しだけにメニューもわかりやすい。スープは鶏だ、麵は何にする?そんな感じだ。 ワタクシはフーティウを嫁はフォーでお願いした。 |
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もう見た目通り。ああこれはお優しいお味だ。強烈パンチを味わうと言うよりも鶏力を粛々と噛み締める系のあっさりさ。チリを入れるとまたウマし。 麵は好みだけどスープがやさしいんで、アクセントのあるフーティウのほうがいい気がしました。フーティウってぷちぷちな弾力で食べてて面白いぞ。 せっかくここまで来たのでキムタインさんも寄ってみました。前回フローズンヨーグルトにはまったんですよね。そのヨーグルトを2種頼んでみた。 |
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来て違和感?なんか違うぞ!よーく見たら普通のヨーグルトじゃねえか。ここの店のヨーグルトとはフローズンヨーグルトだってはず。 すぐにフローズンに代えてくれとお願いしてみたら、もうフローズンヨーグルト止めちゃったらしい。残念だ。 でもせっかくなんで普通のヨーグルトを食ってみた。自然の甘みでまあウマし。たださっぱりした口どけのフローズンがやっぱり好きでした。サラバ、キムタイン。次回は迷わずSUA TUOI MUOIさんに行くことにします。 そんなキムタインが不本意だったからか、いやいや早起きで昼飯まで我慢できそうもなかったからか、言い分けはこんなところにして、ドンコイ通りのアートアーケードを心細そうに歩いて行く。 ありましたよ、ありました。真っ暗な中に厨房とテーブルが。これがBa Them(バーテム)さんです。ドキドキです。他にお客さんが2人いたから良かったけど、誰もいなかったら引き返し確定の怪しさですよ。 |
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注文したのはブン・ティット・ヌン・チャーヨー(炭火焼肉&揚げ春巻き付き汁なし麺)。 着丼してそのビジュアルに圧倒された。ブンの上に炭火で焼いた豚肉、春巻、生野菜、ナマス、ピーナッツが散りばめられていて豪華絢爛。 ぐちゃぐちゃに混ぜて食べるんだけど、口の中でいろんなもんが主張してて面白ウマし。味付けは甘酸っぱい感じで少々物足りないかな。そこで卓上の醤油とかチリを投入して味を引き締めて自分好みのウマウマな味へと導いていく。 汁あり派か汁無し派かといえば前者なんだけど、この醍醐味は大好きなやつです。違うメニューも気になりました。嫁絶賛。 |
実質最終日なんでTAXスーパーあらためSATRA MARTに行ってみた。 コーヒー、ハス茶、ライム塩、お菓子などなどお買い上げです。 帰り道、ホーチミン人民委員会の前の広場を歩いていたら、建物よりも気になるものを見つけて写真を撮ってしまった。 気になったもの、それはお尻、いやいやいや思い切った撮影ポーズですよ。ときどき潔癖症のワタクシには無理なポーズだ。 |
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ホテルに戻ると、受付が夜勤のスタッフから昼間の担当者に替わっているぞ。昨日は笑顔だった担当者はもはや仏頂面で待ち構えている。ってかほぼほぼ無視してるし。ただこっちも用件を再度確認して、別の部屋が空くのが昼過ぎであるとか、自分たちの荷物はどうしたらいいかとか、仏頂面VS仏頂面で対応してやりましたよ。 無事部屋も交換できそうなんでUberの手配ですよ。向かうはタンディン市場。 Uberも3回目になるといろいろ要領を得てくるもんです。たとえば手配されたクルマの車種とナンバーを冷静に確認できるようになったぞ。まあ冷静にって自分の問題で、いままでは乗車も半信半疑状態だった(爆)。 あと、Uberの手配のタイミングとかも気にするようになった。わっ計算高っ! |
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そんな得意気、かつ油断しまくりでやって来ましたタンディン市場。 話しかけられないようにわき目もふらず目的地のA.MUOIさんを目指す。目的地近くに来ると、アモイサンココデス、アモイサンココデス、カワイイ姉さんが話しかけてくる。あーこれは日本人を狙った偽者A.MUOIさんへのいざない作戦だな。ワタクシはネットで見た看板がなかったことから素通りする。 しかしA.MUOIさんが見当たらなかったから仕方なくその店に行ってみた。足元でお父さんが目印にしていた看板の補修中だった。アモイサンココデス姉さんが笑っていた。 タンディン市場はベンタイン市場よりも安穏としていた。 そんなA.MUOIさんですが、試食の勧め方がハンパない。次から次へとわんこそば状態で試食させてくれ、いやーまだー口の中いっぱいで味の違いが・・・でした。 ただ試食させてくれるだけいろいろウマし。殻つきアーモンド500gお買い上げです。 |
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タンディン市場のあとは歩いてbanh xeo 46a(バインセオ46A)へ。 PHO HOAも考えたんだけどやっぱりこっちに来てしまいました。着いたのが12時半だったから結構混んでましたね。注文はバインセオと海老のすり身揚げ(チャオトム)2本。 しかーしここで問題発生。前回は春巻をバラで注文できた(メニュー表示は10本の価格と聞いているぞ)のに、店員さんにチャオトムをバラで頼んだら、キミタチハソンナニオオグイナノカ顔で、2本じゃなくて2セット持ってきそうな感じが否めない。ってか英語が解せない。 バラはなくなったのか?少し迷って、これはお告げだ。食べ歩きの神が腹八分目を告げてるんじゃね?と都合よく思い直して、しぶしぶとした雰囲気でバインセオだけを注文してみた。 バインセオを待つ間は葉っぱの仕分けが始まる。どの店も葉っぱの難易度がやさしい順に重ねられている問題を話し合う。 |
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バインセオがやって来たぞ。ココロは狂喜乱舞。皮は厚めで焼き方は比較的ワイルド。中には海老や豚肉、もやしなんかが入ってて、これを葉っぱと一緒に食うんだけどもう皮パリパリで、甘酸っぱいつけダレと合うんですよ。 アウーアウー♪ 次回はバインセオ(大)と葉っぱ2皿だなとフムフムしていたら、嫁がただの葉っぱ好きじゃね?と的を得たことを言ったのでスルーすることにした。 |
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